2011/08/11

安愚楽牧場、経営悪化後にも出資募る

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E2E2E6918DE3E2E2EAE0E2E3E39191E3E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
安愚楽牧場、経営悪化後にも出資募る
2011/08/11 01:24

和牛オーナー制度を運営し、破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)が、出資者への配当金などの支払い遅延が判明した後の7月中旬、実質的な元本保証、高配当で新たに出資を募っていたことが10日、「全国安愚楽牧場被害対策弁護団」の調査で分かった。
同社は取材に「募集を始めた段階では事業継続できる状況だった。結果的にはおわびするしかない。牛の売買であり金融商品とは考えていないので、商品に問題はない」としている。
弁護団によると、同社は繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた子牛を同社が買い取ることで出資者に売却益を還元するビジネスモデルを展開していたが、経営悪化を理由に6月末、配当の支払いをストップ。8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。
ところが、出資者には「肥育牛売買コースのご案内」とする7月19日付の文書を送付。(1)48万円を出資すれば、半年後に受取予定額は52万円(2)予定額を下回った分は同社が負担――との内容で新たに出資を募っていた。〔共同〕

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