2011/08/20

安愚楽牧場 東京で債権者説明会

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110819/t10015018851000.html
安愚楽牧場 東京で債権者説明会
8月19日 18時35分

国内ではことし最大の経営破綻となった、栃木県の和牛の畜産大手、安愚楽牧場が、19日、東京で、民事再生の手続きにあたって債権者への説明会を開きました。「和牛オーナー制度」という投資のシステムに資産を投じた首都圏のオーナーたちからは、資金が返ってくるのか、不安の声が相次ぎました。
安愚楽牧場は、繁殖用の牛に投資を募り、子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続けましたが、福島第一原子力発電所の事故で牛肉価格が下落するなどの影響を受けたとして、今月、裁判所に民事再生法の適用を申請し、民間の信用調査会社によりますと、負債総額は、国内で経営破綻した企業としてはことし最大の4300億円余りに上っています。19日は東京・両国で、出資したオーナーなど債権者への説明会が開かれ、首都圏や東北地方からオーナーなどが訪れました。説明会は非公開で行われ、出席した債権者によりますと、三ヶ尻久美子社長が「口てい疫や3月の震災で、皆様には多大なご迷惑をおかけしました。おわびをしたい」と述べたということです。そして会社側の弁護士が、今後、牧場や牛を売却することで、債権者には投資した資金を返したいと説明しましたが、出席した債権者からは「具体的には、いつどのくらい返してもらえるのか」など、不安の声が相次いだということです。

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