2011/08/30

県弁護団、告発も視野 安愚楽牧場説明会に420人 栃木

http://sankei.jp.msn.com/region/news/110829/tcg11082902190003-n1.htm
県弁護団、告発も視野 安愚楽牧場説明会に420人 栃木
2011.8.29 02:18

和牛オーナー制度を運営し、東京地裁に民事再生法の適用を申請した畜産会社「安愚楽牧場」(那須塩原市埼玉)の被害対策栃木県弁護団(団長・伊沢正之弁護士)による被害対策説明会が28日、宇都宮市で開かれた。県内外から約420人の債権者が出席し、弁護団の今後の活動方針などに熱心に耳を傾けた。
予想を上回る参加者に、弁護団は急遽(きゅうきょ)説明会を2回に分けて実施した。県弁護団の伊沢団長は、会社側が経営が悪化した7月以降にも新たなオーナーを募集していたことなどを挙げ「詐欺の可能性がある」と指摘し、「会社の嘘を暴いて刑事告発が必要なら行う」と説明。同席した全国安愚楽牧場被害対策弁護団団長の紀藤正樹弁護士も「国や自治体を動かさないと解決は難しい」として、各県の弁護団と連携して国や県に対応を求める方針を明らかにした。参加者からは「返済額が少しでも上がるよう努力してほしい」などと要望が出た。
約5千万円を出資しているという県内の女性(66)は「細かな情報まで調べてあり参考になった。配当が遅れた時点で不審に思うべきだったが、少しでも出資金が戻ってくるようお願いしたい」。長野県松本市から参加した会社員男性(62)は「実際に弁護団に会って、お金を取り返すために頑張ってみようという気持ちになった。栃木の動きが全国に広がってほしい」と語った。
県弁護団は依頼を受けた債権者に対して個別面談を行い、勧誘方法など具体的な問題点を把握することにしている。

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