2011/10/05

口蹄疫:安愚楽牧場の専属獣医師を告発 宮崎の2農家 

http://mainichi.jp/select/today/news/20111006k0000m040043000c.html
口蹄疫:安愚楽牧場の専属獣医師を告発 宮崎の2農家 
2011年10月5日 19時46分 更新:10月5日 19時51分

家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)で牛の殺処分を余儀なくされた宮崎県川南町の2農家が5日、和牛オーナー商法を全国展開し経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」=民事再生手続き中=の専属獣医師を、獣医師法違反の疑いで県警高鍋署に告発した。同署は告発状を受理するかどうか検討している。
告発状によると、獣医師は昨年3月、川南町にあった同社の第7農場の牛を診察せずに、獣医師免許のない農場の従業員に電話で投薬を指示するなどした。
県口蹄疫対策検証委員会の報告書によると、獣医師は4月22日に発熱などを確認したが、同社役員の判断ですぐには通報せず、県への届け出は同24日だった。検証委は4月上旬からまん延状態だった可能性と獣医師法違反の疑いを指摘し、県は同社に改善指導した。
告発した農家は「獣医師が適切に診断していれば、被害は拡大しなかったはずだ」と話した。同社は「コメントできない」と話している。【石田宗久】

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