http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819591E3E3E2E3E68DE3E3E3E2E0E2E3E39797E3E2E2E2;at=ALL
4~9月の倒産件数2%減 震災対応など効果 負債総額も減少
2011/10/11 18:42
東京商工リサーチが11日発表した2011年度上半期(4~9月)の倒産件数は前年同期比2.1%減の6420件だった。上半期で前年割れだったのは3年連続。政府の資金繰り支援や東日本大震災の被災企業への特別措置、復旧事業などが影響した。負債総額は28.6%減の1兆9758億円で、1990年度以来、21年ぶりに2兆円を下回った。
負債総額が大きく減ったのは大型倒産が少なかったため。100億円以上の倒産は45.0%減の11件、10億円以上の倒産は20.8%減の217件だった。負債総額が最も大きかったのは和牛オーナー制の畜産会社、安愚楽牧場(栃木県)で、4330億円だった。
地域別にみると震災の特別措置を受けた東北が18.2%減の234件で、関東は5.0%減の2386件。産業別では震災後の自粛ムードの影響を受けたサービス業が10.7%増加した。
9月単月の倒産件数は前年同月比9.2%減の1001件、負債総額は85.0%減の2123億円だった。東京商工リサーチは「金融機関の貸し出し姿勢に緩和の兆しがない」として、企業の資金需要が膨らむ年末から来年3月末にかけて倒産件数が増えるとみている。
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