2011/08/25

安愚楽牧場:破綻 相談117件・総額15億円 弁護団、27日被害者説明会 /埼玉

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20110824ddlk11020087000c.html
安愚楽牧場:破綻 相談117件・総額15億円 弁護団、27日被害者説明会 /埼玉
毎日新聞 2011年8月24日 地方版

和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法の適用を申請した「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)について、埼玉弁護士会の被害対策埼玉弁護団は23日会見し、県消費生活支援センターに4月以降117件(今月22日時点)の相談が寄せられたことを明らかにした。同弁護団は27日に被害者説明会を行う。
同弁護団やセンターによると、安愚楽牧場が8月1日付で契約者に配当金停止を通知して以降の相談が急増。内容は「今後返金されるか心配」「契約を解除したい」など。相談者の4月以降の契約額は平均1359万円で総額約15億円にのぼる。1億円以上の契約者もいるという。
安愚楽牧場は全国に牧場を持ち、会員から出資を募って繁殖牛を購入、生まれた子牛の売却益を配当金として資金調達していた。しかし口蹄疫(こうていえき)問題や東京電力福島第1原発事故で和牛価格が下落し、資金繰りが悪化した。
同弁護団は「契約者は県内だけでもかなりの数になるとみられる」とし、経営実態の調査などの上、損害賠償請求訴訟などで責任追及する方針を示した。
説明会は、午後1時半から午後5時、JR浦和駅東口の浦和コミュニティセンター(さいたま市浦和区東高砂町11の1)。申し込み不要。問い合わせはあすか法律事務所(電話048・833・7999)。【平川昌範】

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