2011/08/30

安愚楽牧場:破綻 「破綻は必至の商法」宇都宮で県弁護団、出資者救済説明会 /栃木

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20110829ddlk09020073000c.html
安愚楽牧場:破綻 「破綻は必至の商法」宇都宮で県弁護団、出資者救済説明会 /栃木
毎日新聞 2011年8月29日 地方版

民事再生法の適用を申請し破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」(本社・那須塩原市)の出資者救済のため、県弁護団(団長・伊澤正之弁護士)は28日、宇都宮市内で説明会を開催。「破綻は必至の商法だった」などとして詐欺や出資法違反などの容疑での刑事告訴や、国の責任追及も検討しているとした。
同社の負債額はオーナーへの返金額を含めると4330億円。所有不動産や牛など全てを売却して精算するとの方針。
説明会には約420人が参加。県内の会社員の女性(47)はほぼ全財産の9000万円を投資した。さらに破綻直前の7月19日に「特別なオーナー様だけに」との売り文句で1000頭限定の肥育牛を購入すれば、半年後に同社が8%加算した額で買い戻す高配当の商品を勧める手紙を受け取ったという。この商品は元本保証されていた。
こうした破綻直前の勧誘について弁護団の須藤博事務局長は「払いようがないのは分かっており、詐欺罪にあたる」と批判した。弁護団は相談を受け付けている。午前7~9時と午後5~7時。問い合わせは事務局の須藤博法律事務所(電話028・600・6777)。【松本晃】

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