2011/08/08

預託先農家に戸惑い 安愚楽牧場経営危機問題

http://www.y-mainichi.co.jp/news/18856/
8月4日2011
預託先農家に戸惑い 安愚楽牧場経営危機問題

東京電力の福島第1原発事故に伴うセシウム汚染牛肉問題の影響で、和牛オーナー制度を運営する(株)安愚楽牧場(栃木県那須町)が経営危機に陥っているのを受け、石垣市内にある直営牧場や預託先牧場の関係者は戸惑いをみせている。
同牧場は、伊原間に直営牧場、市内7カ所に預託牧場があり、母牛約2100頭、子牛約1600頭を飼養している。預託牧場に母牛を預託し、生まれた子牛を直営牧場で8、9カ月まで育て、これを九州の牧場へ送り、肥育などを行っている。
今回の経営危機について伊原間にある直営牧場の原田晃生総括場長は「何も聞かされていなかったので、1日に東京商工リサーチからこの情報を聞いて驚いている。詳しいことは分からない。近いうちに本社の方から何らかの方向性が示されると思う」と話した。
また、預託料などの支払いについて「本社がじかで行っているので、滞っているのかどうかも分からない」としている。
母牛400頭余を預託している牧場の関係者は「これまで預託料なども何の問題もなく支払われていた。安愚楽本社の方から何の連絡もない。ただ、牛は生き物なので、これからどうするのか不安もあるが、本社の決定を待ちたい」と話した。

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