2012/06/02

安愚楽牧場、残高23億円 出資金返還ほとんど見込めず

http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY201205300595.html
安愚楽牧場、残高23億円 出資金返還ほとんど見込めず
2012年5月30日21時54分

 和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続き中の安愚楽牧場(本社・栃木県)の初の債権者集会が30日、東京都内で開かれた。負債総額約4264億円に対し、牛などを売って回収できた金額(4月末時点)は約23億円(0.5%)であることが明らかになった。負債の大半は、7万人余りのオーナーの出資金で、返済はほとんど見込めない状況にある。
 集会は非公開で、オーナーら約2千人が参加。被害対策弁護団などによると、昨年11月に破産手続きへの移行が決まってから約1カ月の間に、13万頭の牛や牧場はほぼ売却され、経費を差し引いた残高は約23億円。また、今後は東京電力に対する原発事故の損害賠償請求や、税金の還付の手続きなどを進め、資金の回収を図るという。
 管財人は、事態がここまで悪化する前に国が監督できたはずだとして、国家賠償請求も「視野に入れて調査する」と言及した。参加者からは「もっと早く手続きを進めてほしい」「国の責任を厳しく追及してほしい」と声があがったという。東京地裁から出席を求められていた三ケ尻久美子社長は、病気を理由に欠席したという。

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