2011/08/10

安愚楽牧場、再生法申請=負債619億円、原発事故響く

http://www.asahi.com/business/jiji/JJT201108100052.html
安愚楽牧場、再生法申請=負債619億円、原発事故響く
2011年8月10日13時6分

和牛オーナー制度を運営する安愚楽牧場(栃木県那須町)が東京地裁に民事再生法を申請し、保全命令を受けていたことが10日、分かった。東京電力福島第1原発事故で、放射性セシウムに汚染された牛肉が検出され、牛肉の出荷制限に加え、価格が下落。オーナーからの解約が相次ぎ、資金繰りが困難になった。負債総額は619億8700万円。
1981年設立。繁殖牛のオーナーを募り、生まれた子牛を買い取る和牛オーナー制度が、高利回り金融商品として投資家の間で人気となり、事業を拡大していた。自社牧場を全国に40カ所持つほか、生産委託牧場は338カ所で、黒毛和牛牧場としては国内最大規模。帝国データバンクによると、オーナー数は約7万人。2011年3月期の売上高は1027億円だった。 
[時事通信社]

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