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安愚楽牧場、負債4330億円=会員向け債務判明、今年最大の倒産に
東京商工リサーチによると、今月9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)の負債総額が、4330億円に上ることが15日までに分かった。負債規模はバイオ企業の林原(岡山市)の1322億円を抜き、今年最大の倒産となる。
当初の負債額は619億円(今年3月末時点)とされていたが、牛のオーナーとして投資していた会員に対する債務が新たに判明した。オーナー向け債務は7万3356人に対し4207億円。
オーナーからの預託金で購入した繁殖牛を飼育し、解約時に同牧場が牛を買い取る契約になっていたため、本来なら債務に相当する預託金が決算書類に記載されていなかった。
同牧場は繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた子牛の売却益を配当するビジネスモデルで人気を集め、飼育牛は10万頭を超える。しかし、東京電力福島第1原発事故の影響で放射性セシウムに汚染された肉牛が流通したことから、牛や牛肉の価格が低迷。さらにオーナーからの解約依頼も増え、資金繰りに行き詰まった。(2011/08/15-19:46)
安愚楽牧場、負債4330億円=会員向け債務判明、今年最大の倒産に
東京商工リサーチによると、今月9日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)の負債総額が、4330億円に上ることが15日までに分かった。負債規模はバイオ企業の林原(岡山市)の1322億円を抜き、今年最大の倒産となる。
当初の負債額は619億円(今年3月末時点)とされていたが、牛のオーナーとして投資していた会員に対する債務が新たに判明した。オーナー向け債務は7万3356人に対し4207億円。
オーナーからの預託金で購入した繁殖牛を飼育し、解約時に同牧場が牛を買い取る契約になっていたため、本来なら債務に相当する預託金が決算書類に記載されていなかった。
同牧場は繁殖牛のオーナーを募集し、生まれた子牛の売却益を配当するビジネスモデルで人気を集め、飼育牛は10万頭を超える。しかし、東京電力福島第1原発事故の影響で放射性セシウムに汚染された肉牛が流通したことから、牛や牛肉の価格が低迷。さらにオーナーからの解約依頼も増え、資金繰りに行き詰まった。(2011/08/15-19:46)
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