http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/local/news/20110906/604521
安愚楽牧場の民事再生開始
(9月7日)
約4330億円の負債を抱え経営破綻し、民事再生法の適用を申請していた黒毛和牛生産の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は6日、再生手続きの開始を決定した。
再生手続きの申立書や代理人の説明によると、手続きは「清算型の民事再生」で実質的に同社は清算される方向。全資産を一括または分割して売却し、その代金を弁済原資とする考え方。オーナーの資産である和牛約11万頭を保護するため、事業継続できる再生手続きを選択した。実際の弁済額は現段階では不透明という。
同社側は今後、全国約7万3千人に上る和牛オーナー(出資者)ら債権者からの債権届け出などを経て、資産や負債の額を確定し、正式な再生計画案を作成。半年後にも、同案の可否を決める債権者集会を開く見込み。同案が認められなければ、手続きは破産に移行する。
既に本県を含め全国各地でオーナー救済を目的にした被害対策弁護団の結成が相次ぎ、経営陣の刑事責任追及を視野に入れた動きなどが活発化している。
安愚楽牧場によると、宮崎県で発生した口蹄疫問題や福島第1原発事故の影響によるオーナーの契約解除、和牛相場の値崩れなどが引き金となり、急激に資金繰りが悪化したという。
同社は8月9日に同法適用を東京地裁に申請、財産の保全命令を受けた。
安愚楽牧場の民事再生開始
(9月7日)
約4330億円の負債を抱え経営破綻し、民事再生法の適用を申請していた黒毛和牛生産の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は6日、再生手続きの開始を決定した。
再生手続きの申立書や代理人の説明によると、手続きは「清算型の民事再生」で実質的に同社は清算される方向。全資産を一括または分割して売却し、その代金を弁済原資とする考え方。オーナーの資産である和牛約11万頭を保護するため、事業継続できる再生手続きを選択した。実際の弁済額は現段階では不透明という。
同社側は今後、全国約7万3千人に上る和牛オーナー(出資者)ら債権者からの債権届け出などを経て、資産や負債の額を確定し、正式な再生計画案を作成。半年後にも、同案の可否を決める債権者集会を開く見込み。同案が認められなければ、手続きは破産に移行する。
既に本県を含め全国各地でオーナー救済を目的にした被害対策弁護団の結成が相次ぎ、経営陣の刑事責任追及を視野に入れた動きなどが活発化している。
安愚楽牧場によると、宮崎県で発生した口蹄疫問題や福島第1原発事故の影響によるオーナーの契約解除、和牛相場の値崩れなどが引き金となり、急激に資金繰りが悪化したという。
同社は8月9日に同法適用を東京地裁に申請、財産の保全命令を受けた。
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