2011/09/05

「安愚楽」問題で弁護団 10日、前橋で被害者説明会

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20110905/CK2011090502000062.html
「安愚楽」問題で弁護団 10日、前橋で被害者説明会
2011年9月5日

和牛オーナー制度を運営する安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市)が東京地裁に民事再生法の適用を申請し、出資者への支払いが滞っている問題で、群馬弁護士会は被害対策弁護団を結成した。十日午後六時から前橋市野中町の県勤労福祉センターで被害者向け説明会を開く。
東京商工リサーチ前橋支店によると、県内のオーナー(債権者)は千六十二人、債権総額は五十八億九千二百万円で全国十八番目。県消費生活課によると経営破綻前から「七月末の配当金の入金がなかった」など、多数の不安の声が寄せられていたという。
八月上旬の経営破綻を受け、同弁護士会が二十七日に開いた電話相談会も回線がパンク状態。「出資金はどれだけ戻ってくるのか」などの相談が五十六件あった。
相談者の平均年齢は五十一歳で六割が女性。平均出資額は千四百九十一万円、最高額は一億五千九百万円だったという。
同弁護団の吉野晶弁護士は「全国被害対策弁護団と連携し、群馬でも被害者の受け皿をつくりたい」と話し、情報提供や債権届の代行などの支援を行う予定だ。
(川口晋介)

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