http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hyogo/news/20110906-OYT8T00061.htm
安愚楽牧場 責任追及を
(2011年9月6日 読売新聞)
オーナー 弁護団 説明会で期待
和牛オーナー制度を運営していた安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市)が民事再生法の適用を申請した問題で、県弁護士会によるオーナー向け説明会が5日、神戸市中央区の県弁護士会館で行われた。同弁護士会有志で結成した弁護団(団長=鈴木尉久(やすひさ)弁護士)が、オーナーやその家族ら約200人に弁護団の活動方針などを説明。オーナーからは役員らの責任追及を望む声が上がった。
弁護団の曽我智史弁護士が「売り上げの8割はオーナーからの出資金で、解約が増えればいつ破綻してもおかしくなかった」と指摘。弁護団の役割を「実態解明」とし、役員らに対する民事訴訟や刑事告訴の可能性もあると述べた。
会場からは質問が相次いだ。「破綻寸前にも勧誘しており、詐欺ではないか」との質問には、曽我弁護士が「役員が破綻を知りながら勧誘したのなら、損害賠償の請求も考えられる」と回答。また、「現時点でどれくらい弁済されるのか」との問いには、「再生計画案が作成されていないのでまだわからない」と説明した。
妻がオーナーとして700万円出資したという川西市の男性(60)は「完全な自転車操業だったと思う。粉飾決算などの不正がなかったのかを知るため、弁護団に協力するつもりだ。役員の責任追及に期待したい」と話していた。
説明会は姫路市でも11日に行われる。問い合わせは、同弁護士会分館事務局(078・341・8227)。
安愚楽牧場 責任追及を
(2011年9月6日 読売新聞)
オーナー 弁護団 説明会で期待
和牛オーナー制度を運営していた安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市)が民事再生法の適用を申請した問題で、県弁護士会によるオーナー向け説明会が5日、神戸市中央区の県弁護士会館で行われた。同弁護士会有志で結成した弁護団(団長=鈴木尉久(やすひさ)弁護士)が、オーナーやその家族ら約200人に弁護団の活動方針などを説明。オーナーからは役員らの責任追及を望む声が上がった。
弁護団の曽我智史弁護士が「売り上げの8割はオーナーからの出資金で、解約が増えればいつ破綻してもおかしくなかった」と指摘。弁護団の役割を「実態解明」とし、役員らに対する民事訴訟や刑事告訴の可能性もあると述べた。
会場からは質問が相次いだ。「破綻寸前にも勧誘しており、詐欺ではないか」との質問には、曽我弁護士が「役員が破綻を知りながら勧誘したのなら、損害賠償の請求も考えられる」と回答。また、「現時点でどれくらい弁済されるのか」との問いには、「再生計画案が作成されていないのでまだわからない」と説明した。
妻がオーナーとして700万円出資したという川西市の男性(60)は「完全な自転車操業だったと思う。粉飾決算などの不正がなかったのかを知るため、弁護団に協力するつもりだ。役員の責任追及に期待したい」と話していた。
説明会は姫路市でも11日に行われる。問い合わせは、同弁護士会分館事務局(078・341・8227)。
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