http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111108/t10013825451000.html
「安愚楽牧場」破産手続きへ
11月8日 22時20分
経営が破綻して民事再生の手続きが進められていた栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」は、資金繰りがひっ迫し、牛が大量に死ぬ事態になりかねないとして、会社の財産を直ちに処分する破産の手続きに移行することになりました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募って子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、原発事故の影響で牛肉価格が下落して経営が悪化したとして、裁判所に民事再生法の適用を申請し、ことし9月から手続きが進められていました。これについて、経営陣の代わりに財産を管理する保全管理人に選ばれた渡邊顯弁護士が、8日夕方、記者会見し、民事再生の手続きを廃止し、破産の手続きに移行することを明らかにしました。会社の財産を調査した結果、資金繰りがひっ迫し、このままでは牛の餌代がなくなって、牛が大量に死ぬ事態になりかねない状態だったということで、会社を存続させながら債務を返済する民事再生よりも会社の財産を直ちに処分する破産の手続きの方が望ましいと判断したということです。今後1か月間、異議の申し立てがなければ、破産手続きが開始されることになり、管財人は、牛の売却など財産の処分を進めることにしています。
「安愚楽牧場」破産手続きへ
11月8日 22時20分
経営が破綻して民事再生の手続きが進められていた栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」は、資金繰りがひっ迫し、牛が大量に死ぬ事態になりかねないとして、会社の財産を直ちに処分する破産の手続きに移行することになりました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募って子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、原発事故の影響で牛肉価格が下落して経営が悪化したとして、裁判所に民事再生法の適用を申請し、ことし9月から手続きが進められていました。これについて、経営陣の代わりに財産を管理する保全管理人に選ばれた渡邊顯弁護士が、8日夕方、記者会見し、民事再生の手続きを廃止し、破産の手続きに移行することを明らかにしました。会社の財産を調査した結果、資金繰りがひっ迫し、このままでは牛の餌代がなくなって、牛が大量に死ぬ事態になりかねない状態だったということで、会社を存続させながら債務を返済する民事再生よりも会社の財産を直ちに処分する破産の手続きの方が望ましいと判断したということです。今後1か月間、異議の申し立てがなければ、破産手続きが開始されることになり、管財人は、牛の売却など財産の処分を進めることにしています。
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