2011/11/02

安愚楽破綻で鹿児島県内預託農家へ弁護団説明会

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安愚楽破綻で鹿児島県内預託農家へ弁護団説明会
(2011 10/31 06:30)

和牛オーナー制度が行き詰まり、栃木県の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」が経営破綻した問題で、県内の預託農家を対象にした弁護団の説明会が30日、鹿児島市であった。会場からは「牛の価値が下がり、今後の生活が不安」との声が相次いだ。
弁護団は預託料など未収債権の全額回収を目指しており、事務局長の柿内弘一郎弁護士は「会社側が事業を継続できないことも想定し、預託事業を引き継ぐ第3者の選定も進めている」と説明した。
参加した男性(70)は「預託事業を続けるのか辞めるのか、会社側が早く方針を出さなければ、牛の価値がなくなり生活できなくなる」と訴えた。
県内には南さつま市に直営牧場2カ所と、同社から繁殖雌牛や肥育牛を預かる預託農家が約50戸ある。
弁護団によると、現在依頼を受けているのは県外も含め37戸、未収債権は総額1億円を超えるという。弁護団事務局(アーバンリバティス法律税務事務所)=099(225)6306。

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