2011/11/21

稚内の牧場が買収

http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001111200003
稚内の牧場が買収
2011年11月20日

和牛オーナー制度が破綻(は・たん)し、民事再生手続きから破産手続きへ移行することが決まった安愚楽牧場の直営牧場を、市貝町刈生田の農業生産法人「JETファーム」のグループ会社である北海道稚内市の「宗谷岬牧場」が買い取っていたことが19日、分かった。
宗谷岬牧場は北海道稚内市宗谷岬に拠点を置き、乳牛と肉牛計約4千頭を飼育している。同牧場の阿部忠男社長によると、買い取ったのは北海道天塩町にある安愚楽牧場の直営牧場「天塩牧場」。育成牛約3千頭、牧場の土地と施設を16日付で買い取った。安愚楽牧場が東京地裁から民事再生手続きの廃止を受けた直後、天塩町からJETファームを通して買い取りの要請があったという。
阿部社長は「ちょうど規模拡大を考えており、互いの利害が一致した」と話している。従業員22人については安愚楽牧場からの出向として雇い続けるという。

安愚楽牧場が直営の「天塩牧場」を譲渡

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111120-866153.html
安愚楽牧場が直営の「天塩牧場」を譲渡
[2011年11月20日16時20分]

和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が、直営の「天塩牧場」(北海道天塩町)を、北海道稚内市の農業生産法人「宗谷岬牧場」に事業譲渡したことが20日、分かった。譲渡契約は16日付。
保全管理人の弁護士は、早期に直営牧場などの保有資産を売却する方針を示していた。
宗谷岬牧場の阿部忠男社長は「天塩牧場は地理的に近く、事業拡大のために契約した」と話している。
天塩牧場は約3千頭の育成牛を肥育していた。従業員22人は継続雇用するという。(共同)

2011/11/20

安愚楽牧場:北海道の直営「天塩牧場」を売却

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111120k0000m040076000c.html
安愚楽牧場:北海道の直営「天塩牧場」を売却
毎日新聞 2011年11月19日 22時11分

経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)が北海道天塩町で直営していた「天塩牧場」が、稚内市の牧場に売却されたことが分かった。従業員約20人の雇用は継続するが、近隣農家との預託契約は「牧場の受け入れ限度を超えている」としており継続は難しい状況だ。
道内に8カ所ある安愚楽の直営牧場のうち、売却が明らかになったのは初めて。
購入したのは、栃木県の「ジェイイーティーファーム」の関連会社で稚内市にある「宗谷岬牧場」(阿部忠男社長)。天塩牧場所有の牛3000頭や土地などを引き継ぐが、購入金額は公表していない。
関係者によると、天塩牧場では近隣農家十数戸と預託契約を結び、母牛を飼育させていた。阿部社長は「天塩町などからの要請もあり購入を決めた。預託契約については現段階で白紙だが、農家からの要請があれば話し合いたい」と話している。【横田信行】

破綻の安愚楽牧場、北海道の直営牧場を売却

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111119-OYT1T00767.htm
破綻の安愚楽牧場、北海道の直営牧場を売却
(2011年11月19日20時33分  読売新聞)

約4300億円の負債を抱え、破産手続きに入る予定の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)が、北海道天塩町に所有する直営牧場を稚内市の牧場に売却していたことが19日、わかった。
保全管理人の弁護士は、資産売却の方針を示しており、今後売却が進むとみられる。
売却されたのは天塩町の「安愚楽牧場天塩牧場」。生後約10か月までの牛約3000頭を飼育している。買い取った宗谷岬牧場によると、8日以降、同社と協議を進め、16日に契約したという。同牧場の阿部忠男社長は、子牛を引き取る関係にあった安愚楽牧場の預託農家との取引継続は現状では難しい、としている。

安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、13年3月末まで運営継続を承認 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111119ddlk45020667000c.html
安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、13年3月末まで運営継続を承認 /宮崎
毎日新聞 2011年11月19日 地方版

「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が出資する、小林市細野の第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)の中間決算取締役会が18日、市役所であった。会は「風評被害で集客が低下しているが、牧場は市の重要な観光拠点」として、当面は経費を圧縮しながら集客力のあるイベントで増収をはかり、13年3月末まで運営を継続することを承認した。
コスモス牧場は安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、西川和孝副市長が社長を務める。この日は役員11人中、安愚楽側の3役員は欠席。今年下半期の事業計画など審議した。

消費者庁に監視責任の声 連携不足 被害拡大招く 安愚楽牧場の経営破綻問題

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10818
消費者庁に監視責任の声 連携不足 被害拡大招く 安愚楽牧場の経営破綻問題
(11月19日)
和牛オーナー制度を運営していた安愚楽牧場(栃木県)が破産手続きに入った問題で、消費者庁の監視責任を問う声が相次いでいる。同庁は、和牛オーナー制度などの適正な運用を定める「預託法」(特定商品等の預託等に関する法律)を所管しているが、同牧場への監視を怠ったためだ。2009年に同庁が設立された際、農水省から同法を引き継いだものの、連携不足を招いた。現場からは「政府が安愚楽の資金繰り悪化にもっと早く気付いていれば、こんなに被害が拡大しなくて済んだはずだ」との声が上がっている。

2011/11/19

安愚楽牧場破産 もどかしい消費者庁対応

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273901
安愚楽牧場破産 もどかしい消費者庁対応
2011年11月18日 10:44

小説「安愚楽鍋(あぐらなべ)」は、明治初期に東京の牛鍋店に出入りする庶民を描いた戯作(げさく)者仮名垣魯文(かながきろぶん)の代表作だ。和牛オーナー制度で知られた畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の社名の由来である。
「都会と農村を結ぶ」がうたい文句のその牧場が4300億円もの負債を抱えて破綻したのは、今年8月のことだ。
その後、民事再生手続きを進めたが、財産状況調査の結果、資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが分かった。このため今月、東京地裁が再生手続きの廃止を決定し、財産の保全管理命令を出した。関係者から不服を申し立てる即時抗告がなければ破産手続きに移行することになる。
管財人の弁護士によれば、早期に牛や直営牧場など保有する資産を売却しないと、財産保全どころか牛の餌代も賄えない状況という。多くの牛が餓死してしまえば、社会問題にもなりかねない。これ以上の被害を食い止めるためにも、やむを得ない判断といえるだろう。
ただ、同社は経営悪化後も出資を募っていたことが判明し、新たな出資金を配当に回す「自転車操業」状態だったともいわれる。消費者庁は景品表示法違反の疑いがあるとみて、調査に乗り出している。実態解明を急いでもらいたい。
和牛オーナー制度は、投資家に繁殖牛を購入してもらい、生まれた子牛を牧場の運営会社が買い取って飼育・売却し、利益を配当金として支払う仕組みだ。
一般に和牛預託商法といわれ、低金利時代を迎えた中での利殖商法として登場した。しかし、実際には飼育などせず資金を集めるだけの実態が横行し、1990年代後半になると出資法違反などで業者が摘発され、相次いで破綻した。
これに対し、安愚楽牧場は牧場を実際に経営して和牛も飼育し、利益も還元してきたという。ところが昨年、宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)に続き、今年の東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響で、和牛の市場価格が急落して一気に資金繰りが悪化してしまったわけである。
民間信用調査会社などによると、出資者は約7万3千人に達し、うち九州・沖縄は約4千人という。直営牧場は宮崎県などに40カ所、牛を預託する農家は全国に346戸あり、全飼育頭数は14万5100頭に上る。飼育頭数では九州が半数を占めるというデータもあり、投資家ばかりでなく、九州の預託農家への影響も深刻だ。迅速な対応が求められる。
それにしても、国の対応は遅すぎる。消費者庁が本格調査を始めたのは、破綻発覚から2カ月後の10月に入ってからだ。和牛など生き物の飼育には常にリスクが伴う。利益が出るとは限らない。
国民生活センターには破綻前から、安愚楽牧場の経営状況や解約方法に関する相談が寄せられていた。もっと早く情報を開示し、注意喚起すべきだった。
同じような被害を生み出さないためにも「消費者行政の司令塔」を自任する消費者庁の真価も問われている。
=2011/11/18付 西日本新聞朝刊=

安愚楽牧場問題 対応不備認める 消費者庁福嶋長官

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10777
安愚楽牧場問題 対応不備認める 消費者庁福嶋長官 
(11月17日)
消費者庁の福嶋浩彦長官は16日、破産手続きに入った安愚楽牧場(栃木県)への対応で不備があった点を認めた。同牧場は2010年7月、預託法に基づき経営の定期報告を同庁に申し入れたが、同庁はこれを受け入れなかった。これが一因となり、同牧場の経営悪化を見逃し、被害が拡大したため、福嶋長官は「(定期報告を)受けるべきだった」と述べた。

コスモス牧場継続

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20111118-OYT8T01247.htm
コスモス牧場継続
(2011年11月19日  読売新聞)

13年3月まで取締役会が決定
破産手続きに移行する安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)や、小林市などが出資する第3セクター「北きりしまリゾート牧場」(社長・西川和孝=小林市副市長)は18日、同市役所で取締役会を開き、3セクが運営する市内の観光施設「コスモス牧場」について、2012年度まで営業を継続することを決めた。
取締役会には、出資する市やJAこばやしの担当者ら約10人が出席。安愚楽牧場側は欠席した。非公開で行われ、市によると、コスモス牧場の来場者が例年より4割ほど落ち込んでいる現状や、施設内で安愚楽牧場の子会社が運営するレストランが8月から休業していることなどが報告された。
コスモス牧場が同市の重要な観光施設の一つであることから、13年3月までの営業継続を決定。3セクの出資比率などに応じて負担している同牧場の借地料については、現在、市が安愚楽牧場側の滞納額137万円を肩代わりしているが、今後については未定という。
また、当面の経営改善のため、年末年始に餅つきや、たこ揚げなどのイベントを開いて集客に努めたり、経費節減に取り組んだりする事業計画が承認された。
コスモス牧場には、レストランのほか畜舎などの安愚楽牧場の関連施設があるが、西川副市長は「取り扱いは今後、検討したい」と話した。

安愚楽出資の三セク牧場、13年度3月まで営業/小林市

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=36411
安愚楽出資の三セク牧場、13年度3月まで営業/小林市
(2011 11/19 06:30)
経営破綻した畜産会社安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)と小林市などの第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(社長・西川和孝副市長)の定例取締役会が18日、市役所であり、同市細野で運営する観光施設コスモス牧場の営業を2013年3月までは続けることを確認した。4月以降は未定。
本年度の入場者は約2万9000人(9月末)で平年の6割程度に落ち込み、「破綻の風評被害も大きい」とする報告があった。イベントの強化などテコ入れ策を検討する。
同施設は借地で運営し、契約は14年3月で切れる。
市によると、本年度の年間借地料約430万円のうち、安愚楽側が負担する年度後期分の約137万円が未納となっている。
西川副市長は「経営状況は厳しいが、コスモス牧場は小林の観光拠点。何とか存続させたい」と話した。
三セクには安愚楽牧場の子会社とJAこばやしを加えた計4者が出資。施設は1995年4月にオープンした。

2011/11/17

安愚楽牧場で「二次被害」 国民生活センターに相談例

http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011111401000654.html
安愚楽牧場で「二次被害」 国民生活センターに相談例
2011/11/14 19:04   【共同通信】

和牛オーナー制度が行き詰まり経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、国民生活センターは14日、出資した消費者に「被害を取り戻す」と別の金融商品の購入などを勧める「二次被害」の相談が寄せられているとして、注意を呼び掛けた。
同センターによると、岐阜県の出資者は「安愚楽牧場の所有する土地を手に入れ、太陽光発電所をつくるので、出資金の権利証を額面の4割で買い取る。その代わりファンドを購入してほしい」と持ち掛けられたという。
同センターは「公的機関が被害の救済を業者に依頼することはない。勧誘を受けた場合、すぐに相談してほしい」と助言している。

安愚楽牧場獣医師に文書指導、十分診察せず薬指示

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111115-OYS1T00148.htm
安愚楽牧場獣医師に文書指導、十分診察せず薬指示
(2011年11月15日  読売新聞)

特集 口蹄疫
宮崎県は14日、「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、宮崎県川南町の直営牧場で牛を十分に診察しないまま、従業員に医薬品の投与を指示したとして文書で指導した、と発表した。指導は11日付。
県によると、獣医師法は「特別な変状」がある場合、獣医師は直接診察し、医薬品を処方する必要があると定めている。しかし獣医師は昨年4月17日、牛の風邪のような症状について、従業員からの電話で聞き取っただけで医薬品の投与を指示。従業員が全725頭にペニシリンを投与した。
昨年の口蹄疫で、この農場は感染7例目となり、全ての牛が殺処分された。家畜保健衛生所への報告が遅れたとして、宮崎県は今年3月、同牧場に文書で厳重注意している。

安愚楽牧場:県が専属の獣医を指導 「抗生物質処方に問題」 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111115ddlk45020612000c.html
安愚楽牧場:県が専属の獣医を指導 「抗生物質処方に問題」 /宮崎
毎日新聞 2011年11月15日 地方版

県は14日、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」専属の獣医師について、川南町にあった同社の農場の牛を十分に診察しないまま抗生物質を処方したのは「獣医師法上問題となる恐れがある」として文書で指導した。
県によると、獣医師は昨年4月、農場の従業員から「牛1頭が風邪のような症状を示している」と報告を受けたが、十分な診察をしないまま、全725頭にペニシリンの投与を指示したという。同法は、獣医師が自ら診察せず医薬品を投与・処方することを禁じている。県は「適切な獣医療を実施すること」と指導。ただ「前例がないため、明確に法に触れるとは判断しておらず、現時点で告発は考えていない」とした。
同農場を巡っては今年3月、口蹄疫(こうていえき)初期の通報遅れなどについて県が指導。また先月には農家2人が「獣医師免許のない従業員に投薬を指示した」などとして、この獣医師を獣医師法違反容疑で県警高鍋署に刑事告発した。【百武信幸】

「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273471
「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)
2011年11月16日 02:01

「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)。高利回りの和牛オーナー制度で手広く多額の金を集めながら行き詰まり、経営破綻したこの畜産会社の名前を耳にするたびに、昨年夏までデスクだった宮崎県で起きた家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」禍を思い出す。
同社は宮崎に多くの直営牧場などを持ち、九州とも関わりが深い。口蹄疫禍では地元畜産関係者から厳しい目が向けられていた。政府の現地対策本部長を務めた山田正彦前農相が著書「実名小説 口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」の中で、初発例として同社の牛に疑いを持っているのも、そうした地元事情を知っているからだろう。
仮にそうで、牛を投資商品として扱った揚げ句にあの口蹄疫禍だったとすれば、被害を受けた多くの畜産農家はやりきれない。ただ、農林水産省の疫学調査チームは山田前農相とは別の見解を示している。真相は? 心の霧は晴れない。(橋本洋)
=2011/11/16付 西日本新聞朝刊=

消費者庁の「放置」に批判 安愚楽問題で自民PT

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111115/660846
消費者庁の「放置」に批判 安愚楽問題で自民PT
(11月16日)

自民党の消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)が15日、同党本部で開かれ、消費者庁や農林水産省、全国安愚楽牧場被害対策弁護団など関係者ヒアリングを行った。安愚楽牧場からの預託法順守状況の報告を、消費者庁が事実上放置状態にしていた問題で批判の声が上がった。
安愚楽牧場への対応について農水省は2009年1月、預託法に基づき初の立ち入り検査を実施し、貸倒引当金などが計上されていないことや監査体制の改善を指摘。同3月には財務状況などの定期的な報告を指示した。
同9月に事務や資料を引き継いだ消費者庁は、10年7月ごろに安愚楽牧場から定期報告の連絡があったが、報告を受けなかった。同庁は「09年7月の段階で引当金不記載の不備は改善されたと確認されていて、農水省から『おおむね問題はない』と引き継いでいる」と説明。一方、農水省は「監査体制の整備について引き続き定期報告を指示している旨を消費者庁に伝えた。『問題ない』という引き継ぎをしたとは聞いていない」と指摘するなど、省庁間で認識の違いが明らかになった。
同弁護団長の紀藤正樹弁護士は「10年7月ごろは口蹄疫の問題があった時期で、報告を受けなかったのは失策に近い。不作為どころか作為による被害の放置だ」と強調した。

消費者庁の監督が不十分 自民・安愚楽牧場問題対策PT

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10750
消費者庁の監督が不十分 自民・安愚楽牧場問題対策PT
(11月16日)
自民党は15日、消費者問題調査会安愚楽牧場問題対策プロジェクトチーム(PT)の第2回会合を開き、安愚楽牧場(栃木県)が破産に至った経過などを協議した。同牧場出資者の弁護団長を務める紀藤正樹弁護士は、消費者庁の監督が不十分だったと指摘した。

ユアサ商事が「安愚楽」の直営牧場を譲受と伝えられる

http://www.zaikei.co.jp/article/20111116/86834.html
ユアサ商事が「安愚楽」の直営牧場を譲受と伝えられる
2011-11-16 18:57

■「黒毛和牛のオーナー」に投資家の興味も
8月に経営破綻した「黒毛和牛オーナー制度」の安愚楽牧場(栃木県)の全国約40カ所に持つ直営牧場をユアサ商事 <8074> が引き取る方針と16日の夕方、日本経済新聞系の速報ニュースが伝えた。安愚楽牧場は、民事再生手続きによる再生に踏み出していたが、11月8日付けで東京地裁が同手続きの廃止を決定した。ユアサ商事は産業機器や空調システムなどの大手で、牧場向けの飼料販売なども行なっているという。
ユアサ商事の株価は、10月以降おおむね105円から115円の範囲で小動き横ばいとなっており、16日の終値は105円(3円安)。報道では、牧場は各地の取引先などに再譲渡するものとみられるとしており、また、投資家の中には「黒毛和牛のオーナー」になりたい人もいるようで、IR関連の開示情報が注目されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

破綻の安愚楽牧場、湯浅商事に直営牧場売却へ

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819490E3E4E2E2E18DE3E4E3E3E0E2E3E39790E0E2E2E2;at=ALL
破綻の安愚楽牧場、湯浅商事に直営牧場売却へ
2011/11/16 14:24

8月に4330億円の負債を抱えて経営破綻した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)は16日までに全国約40カ所に持つ直営牧場を中堅の飼料商社、湯浅商事(名古屋市、湯浅薫社長)に売却、300カ所以上ある預託牧場の和牛は未払いの預託料と相殺する方式で契約農家に優先譲渡する方針を決めた。
湯浅商事は牧場部門も持つ飼料販売会社で、破綻後の安愚楽牧場にも飼料供給を続けている。同社は各地の取引先な…
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2011/11/12

被害者の団結がきっかけに~安愚楽牧場が破産手続きへ

http://www.data-max.co.jp/2011/11/09/post_16409_dm1223_1.html
被害者の団結がきっかけに~安愚楽牧場が破産手続きへ
2011年11月 9日 12:50

東京地方裁判所は8日、和牛オーナー制度の破綻で倒産した(株)安愚楽牧場に対し、民事再生手続きを廃止すると決定した。保全管理人には、4日に同地裁の管理命令によって管財人を担当していた渡邊顕弁護士が選任された。
渡邊弁護士は4日の管理命令を受け、管財人として安愚楽牧場の財務状況を調査したところ、すでに資金繰りは逼迫していた。とくに負担が大きいのがエサ代で、同牧場が抱える約13万頭の牛を飼育するには、1カ月で約20億が必要。早急に牧場や牛を売却しないと、牛が大量に餓死する可能性もあるため、再生計画案の続行を断念し、同弁護士は民事再生手続きの廃止を求める上申書を提出。同地裁はこの上申書を受け、破産法上の保全管理命令を出した。
この保全管理命令により、安愚楽牧場の破綻処理は、民事再生でなく破産手続きに切り替えられることになった。
管理命令を受け、これまで安愚楽牧場代理人だった栃木・柳澤弁護士もホームページにこれまでの経緯についての説明文を掲載した。説明文で同弁護士は、資産処理について「旧経営陣よりも管財人が主導する方が、公平性・透明性を保ち、迅速に手続きが進められる」と認めている。また、旧経営陣による売却準備が、当初の見込みより遅れていることも指摘している。ただ、和牛の処分を管財人に委ねることは、「旧経営陣および申立代理人としても大変忸怩たる思い」としている。

<被害者弁護団の主張により破産手続きへ>
今回の民事再生手続きの廃止については、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の申立てがきっかけだった。弁護団は、旧経営陣による経営の続行や、資産・経営状況の不透明さなどから、安愚楽牧場主導による民事再生を問題視し、債権者5,027人から依頼を受け、管財人が主導する管理命令の申立てをしていた。
同申立てを受け、東京地裁は4日に管財人による管理命令を出し、そのわずか4日後には、今回の保全管理命令が発令された。
今回の経緯としては、5,000人を超える被害者が管理命令の申立てを行なったことが大きな要因となり、これまで同牧場の民事再生手続きを認めていた東京地裁が、弁護団の主張を受け入れて方針転換をするに至った。
弁護団は「裁判所と保全管理人と協力し、同牧場の財産回収などに努めるとともに、詐欺の疑いもあることから、刑事責任の追及も視野に入れ、被害回復に努める」としている。
また、消費者庁も景品表示法違反の疑いで、同牧場を調査中である。景表法違反となれば、役員らが刑事罰を受ける可能性も高く、被害者にとっても追い風となるだろう。
【山本 剛資】

安愚楽牧場 民事再生を断念 破産手続き開始へ

http://www.corporate-legal.jp/houmu_news523/
安愚楽牧場 民事再生を断念 破産手続き開始へ
2011-11-10 08:00:00 

概要
和牛オーナー制度が行き詰まって経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、民事再生手続きを廃止する決定をした。1カ月の異議申立期間を経て、破産手続きに移行する。安愚楽牧場は、牛をただちに売却するのが難しいとして、当面事業を存続できる民事再生手続きを進め、最終的に会社を清算する方針だった。ところが、地裁から4日に再生管財人に選任された渡辺顕弁護士らが同社の財産状況を調査した結果、牛の餌代などで資金繰りが逼迫ひっぱくしていることが判明した。資金不足で財産保全はおろか、牛が餓死する可能性もあるとして、8日付で民事再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出していたのである。
和牛オーナー制度とは、繁殖用の牛に投資を募り、子牛を買い取って配当する仕組みである。同社は自社牧場や預託先牧場を全国展開し、会員は全国7万3千人超とされる。
同社の破産手続きが始まる見通しになったことについて、同制度への出資者からは8日、「手続きを進め、早く解決してほしい」「今後どうなるのか」など、いら立ちや不安の声が上がった。

雑感
今回の民事再生手続きの断念は、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の申立てがきっかけだった。弁護団は、旧経営陣による経営の続行や、資産・経営状況の不透明さなどから、安愚楽牧場主導による民事再生を問題視し、債権者5,027人から依頼を受け、管財人が主導する管理命令の申立てをしていたのである。
このように、5,000人を超える被害者が管理命令の申立てを行なったことが大きな要因となり、これまで同牧場の民事再生手続きを認めていた東京地裁が、弁護団の主張を受け入れて方針転換をするに至った。
この点、今回の件については、旧経営陣が主導する民事再生手続よりも管財人が主導する破産手続きの方が、公平性・透明性・迅速性の点で、よりふさわしいといえる。
また、安愚楽牧場は今年8月の民事再生申請時点で、北海道や栃木、宮崎県などに計40カ所の直営牧場を持つほか、全国346戸の預託農家がある。預託料の支払いが一部滞っている農家もあり、今回の破産手続き開始がこのような預託農家にとっても救済となることが望まれる。
さらに、消費者庁は景品表示法違反の疑いで、同牧場を調査中である。景表法違反となれば、役員らが刑事罰を受ける可能性も高く、被害者にとっても追い風となるだろう。

NA
最終更新日:2011-11-09 19:51:59

「少しでもお金返して」「牛がやせた」 県内オーナーら

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111108/656677
「少しでもお金返して」「牛がやせた」 県内オーナーら
(11月9日)

安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)の破産手続きが始まる見通しになったことについて、県内の和牛オーナー制度の出資者や預託農家は8日、「少しでもお金を返してもらいたい」「飼料が十分でなく牛がやせた」といった悲痛な声が上がった。一方、同牧場の被害者の相談に応じている県弁護団の須藤博弁護士は「第三者が管理することで透明性が担保される」と評価しながらも、オーナー救済には厳しい見方を崩さなかった。
「民事再生でやれるのか半信半疑だっが、時間を掛けて少しでも返してもらえればと期待していたのに…」。老後の資金として夫婦で約5400万円を出資していた宇都宮市、無職男性(76)は深いため息をついた。
同牧場は資金ショート寸前。大量の牛が餓死しかねない厳しい状況が判明し、男性は「お手上げになったということか。どうしていいのか分からないが、つぎ込んだ財産を少しでも返してもらいたい」と訴えた。
約200万円を出資した那須塩原市の男性(71)は「これまでいい思いをさせてもらった。無理とは思うが、これからの生活を考えると少しでも返してもらえれば」とあきらめ口調だった。
県内預託農家の50歳代男性は「今のところ安愚楽側から飼料供給や預託料の支払いは続いているが、十分な飼料を与えられず牛はやせてしまった。早く新しい経営の引き受け手がみつかることを願っている」と心配そうな表情を浮かべた。
同牧場本社には現在約15人が勤務。応対した人事部の男性社員(62)は「破産について詳しいことは分からない。ホームページに載っているのでそちらを見てほしい」と繰り返した。
県弁護団の須藤弁護士は「破産処理で配当が少し増える程度ではないか。財産である牛がどれだけ売れるかは分からない」と厳しい見方を示す。
今後は資金の流れの解明や経営責任の追及が求められると指摘し、「破産手続きにまで追い込まれた同牧場を監督する立場にある国、県の責任も問われる」と強調した。

「少しでも返済を」 安愚楽破産手続き オーナー悲痛 栃木

http://sankei.jp.msn.com/region/news/111109/tcg11110902240003-n1.htm
「少しでも返済を」 安愚楽破産手続き オーナー悲痛 栃木
2011.11.9 02:24

経営破綻した和牛オーナー制度の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が民事再生手続きを廃止し、破産手続きに入ることになった8日、県内のオーナーからは「出資金はどれくらい返ってくるのか…」などと悲痛な声が相次いだ。
小山市の50代の会社員男性は「もう全額返済なんて期待していない。でも会社に言いたいことは『少しでも多く返済してほしい』ということ」。2千万円以上を出資していたといい、「破綻してから今後の生活をどうしようという状態が続いている」と訴える。
夫婦で約10年にわたり出資を続けていた鹿沼市の40代の主婦は「牛を売りに出しているという噂は聞いていたが、まさか破産するとは」と驚きを隠さない。破綻から約3カ月が経過し、「仕方ないという諦めの気持ちも出てきた」とも。ただ、夫婦の出資額は2千万円を超えており、「気持ちの整理はつきません」と話した。

オーナー「刑事責任追及を」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20111109-OYT8T00028.htm
オーナー「刑事責任追及を」
(2011年11月9日  読売新聞)

返済は出資額の1%切る可能性
4300億円を超える負債を抱えて経営破綻した「安愚楽牧場」(那須塩原市埼玉)が8日、破産する見通しとなった。被害対策弁護団からはオーナーへの返済が出資額の1%を切るとの予想も明らかにされ、県内のオーナーらからは「せめて刑事責任の追及を」との声が上がった。
1100万円を出資していた県北の男性(65)は「やはりとは思ったが…」と、破産手続きへの移行を悔しそうに話した。自宅近くの同社の牧場やレストランを訪れ、「幅広く展開していてこれなら安心できる」と出資したのが昨年11月。東日本大震災以降も、「問題は生じておりません」などと書かれた文書を信用していた。しかし、一度も配当を受け取らないまま、会社は破綻した。
全国安愚楽牧場被害対策弁護団の見通しでは、男性への返済額は10万円を下回る可能性もある。「自分の老後を見つめ直すためにも、早くこの問題を終わらせてほしい」と男性はため息交じりに話した。
また、300万円を出資した県東部の男性(42)は「悪くても1割は返ってくると思っていたのに。社長や役員の刑事責任を追及してもらわないと、悔しさは晴れない」と憤った。
26頭の牛を同社から預かる県北地方の農家の男性(62)は「受け取っていない預託料約80万円を受け取り、早く安愚楽牧場と手を切りたい」と話す。2年前に預託を受け始めたが、民事再生手続きに入ってから新たな預託は止まった。未払いの預託料は6、7月の2か月分。「毎日汗をかいて育てて、1円でも良い値段でと牛を出荷してきたのに」と悔しさをにじませた。
被害対策県弁護団の須藤博事務局長は「民事再生手続きを続けるよりは、破産の方が迅速な手続きができる」と評価。「牛は日々餌が必要な生き物。資金繰りが悪化して資金ショートしてしまう前に、売れるものは売って、出来るだけ多くの債権者に返せる金を残してもらいたい」と話した。 同社の県内での主要取引先だった那須野農協は、民事再生手続きに入って以降、現金での取引に切り替えた。役員は「破産になったとしても特段の変化はない」と話す。
那須塩原市の安愚楽牧場本社では、閉ざされた門扉に破綻した8月以降、「社員以外立入禁止」「開放厳禁」と赤い文字で書かれた紙が張られている。この日、社内では社員が黙々と業務をこなしていた。読売新聞の取材に対し、男性社員は「こちらでは何も答えられない」とだけ話した。

安愚楽牧場:破産へ 東京地裁、民事再生手続き廃止決定 道内6万5400頭飼育

http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20111109ddr041020006000c.html
安愚楽牧場:破産へ 東京地裁、民事再生手続き廃止決定 道内6万5400頭飼育
毎日新聞 2011年11月9日 北海道朝刊

「和牛オーナー」制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の経営が破綻した問題で、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、進行中だった民事再生手続きの廃止を決定し、破産法に基づく保全管理命令を出した。同日付で保全管理人に選任された渡辺顕弁護士が明らかにした。今後1カ月間に異議申し立てがなければ、破産手続きに移行する。
9月に始まった民事再生手続きでは、地裁が今月4日、財産管理の権限を経営陣から再生管財人に移す管理命令を出した。しかし、管財人に選任された渡辺弁護士が同牧場の資産状況を調べた結果、資金繰りが逼迫(ひっぱく)し、早ければ今月中にも運転資金がショートする状態であることが判明。再生計画の立案は極めて困難と判断し、再生手続きの廃止を求める上申書を提出した。牧場側も了承しているという。
資金繰りを圧迫している最大のネックは、約13万頭の牛にかかる月約20億円のエサ代。牧場側は牛の売却を進めて現金収入を確保するとともにエサ代を削減していく意向だが、7万人を超える和牛オーナーの同意を一つ一つ得るのは非常に難しい。渡辺弁護士は「債権者の同意が逐一求められる民事再生手続きでは手間とコストがかかり過ぎ、迅速な破産手続きが妥当と判断した」と述べた。
オーナー側の被害対策弁護団の調査によると、オーナーへの配当に充てる引当預金は約20億円にとどまっており、配当率は被害額の1%未満になる見通しという。【和田武士】

◇道内6万5400頭飼育

■預託農家
安愚楽牧場は今年8月の民事再生申請時点で、北海道や栃木、宮崎県などに計40カ所の直営牧場を持つほか、全国346戸の預託農家があり、計約14万5100頭を飼育。このうち道内の直営牧場8カ所、預託農家136戸に約6万5400頭が飼育されている。
安愚楽牧場の破綻処理に伴い、農家への未払い預託料などは保全財産次第で弁済が一部カットされる可能性が高い。また仮に牛を買い取って事業を続ける場合でも多額の資金が必要になるとみられる。道農政課は「各地の振興局で農家からの相談を受け付けているが、まずは安愚楽牧場や市町村などから情報を収集し、道内への影響を把握したい」としている。
また、9月に十勝地方などの預託農家約50戸が集まり、結成した「全道安愚楽対策預託者協議会」は、新たな飼育の受け皿とする肉牛飼育法人の設立を検討中。横山和夫事務局長は「今後の事業見通しが見えない中で、既に破産に備え、準備してきた。預託農家が団結し、今後も飼育を続けられるよう、今月中旬から各地で説明会を開いていきたい」と話している。【田中裕之、三沢邦彦】

■オーナー
老後や家族のために、と安愚楽牧場に多額の資金を預けていた全国の「オーナー」たちは先行きへの不安を語った。
栃木県内の40代のオーナー夫妻は20年ほど前、生まれたばかりの長女の養育費にしようと「預金感覚」で契約した。やがて「老後の蓄えになるから」と考え、約9000万円をつぎ込んだ。破綻直前、牧場側から「特別なオーナー様だけに」と銘打って、出資を促す案内も届いたという。夫婦は「少しでも多くお金を戻してほしい」と話した。【柴田光二、泉谷由梨子】

「安愚楽は無責任」 経営継続に不安

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=41890&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
「安愚楽は無責任」 経営継続に不安
2011年11月09日

本県を含め全国で大規模農場を展開する安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)の民事再生手続き廃止が決まった8日、県内の関係者の間に動揺が広がった。
同社から預かった牛を飼育する預託農家は、預託料の支払いが一部滞っており「経営を続けることができるのか」と不安視。同社が経営に関わる小林市の観光地、コスモス牧場への影響も懸念されている。
県内の同社の預託農家22戸を取りまとめる新富町新田の伊藤成年さん(51)は「安愚楽と預託契約をすることで経営が安定し、救われた農家もいるだけに残念。安愚楽に対する世間の評判はよくないが、口蹄疫後の対応など、預託農家には比較的親切だった」と肩を落とす。
ただ、6月以降、農家に支払われる預託料の一部は未払いの状態が続く。「多くの預託農家は畜産経営を続けたい。そのためにも、きちんと預託料を受け取りたい」と伊藤さん。10月中旬に県内の預託農家で集まり、預託料が支払われるまで牛を手放さないことを確認し合ったという。
(詳細は9日付朝刊、または携帯サイトで)

安愚楽牧場破産へ 配当・農家の影響は

http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001111090005
安愚楽牧場破産へ 配当・農家の影響は
2011年11月09日

和牛オーナー制度が破綻(は・たん)した安愚楽牧場が8日、東京地裁から民事再生手続きの廃止と保全管理命令を受けた。今後は破産手続きに移行する。命令の申し立てをしていた被害対策弁護団からは歓迎の声があがったが、全国7万人以上の出資者や預託農家への影響はまだ見えてこない。
那須塩原市埼玉の安愚楽牧場の事務所は同日夕、混乱もなくひっそりとしていた。午後7時過ぎ、車で門から出てきた契約社員の男性(62)は「午後3時ごろ、本社(那須町)で説明を聞いた。当面は状況は変わらず、通常通り働く。不安はあるといえば、ある」と話した。
被害対策県弁護団の須藤博弁護士は、「このまま会社が再生手続きを続けるよりは、第三者が公正で迅速な財産処理を進められるだろう」と決定を歓迎。オーナーへの配当については、「管財人がどれだけ早く会社の財産を処理できるかにかかっている。配当は(債権額の)10%にはならないだろうが、それでも再生手続きを続けるよりは増える可能性がある」という。
オーナーのひとり、兵庫県加古川市の主婦(44)は「1割戻ってくるかどうか。それより少なかったら返金されても何にもならない」と憤る。この夏、投資金200万円分が満期を迎える予定で、全額返金を求めていた。「手続きの進捗(しん・ちょく)状況を逐一知りたい」と訴えた。
保全管理人の渡辺顯(あきら)弁護士は8日、安愚楽牧場のホームページ(HP)で資料を公表。「オーナーが牛を受け取るという話は現実的ではない。大半の牛については売却を余儀なくされると認識している」とし、今後はHPなどで情報公開をしていくとした。
また、預託農家への預託料については、「今後、牛の売却処分の進捗によっては、ご相談を申し上げることもある」とした。従業員の給料や退職金は確保されているとしたが、保全管理命令後の雇用継続については「ご相談申し上げることもある」とした。
東京地裁に保全管理命令の申し立てをしていた全国被害対策弁護団の紀藤正樹弁護士はこの日声明を出し、「弁護団の懸念に対し裁判所が理解を示した」と評価。「財産の早期の回収だけでなく、関連会社や役員の責任追及も視野に入れ、できる限りの被害回復と情報公開がなされるよう努力する」とした。

和牛オーナー制度で県内預託農家も困惑(秋田県)

http://news24.jp/nnn/news8612180.html
和牛オーナー制度で県内預託農家も困惑(秋田県)
[ 11/9 19:22 秋田放送]

和牛オーナー制度で経営破たんした安愚楽牧場の民事再生手続きの廃止が、決まりました。資金繰りのひっ迫が原因で、県内の預託農家からは不安の声が上がっています。安愚楽牧場は繁殖牛のオーナーを募集し、仔牛が生まれると売却益をオーナーに還元する仕組みで急成長した畜産会社です。しかし、資金繰りの悪化からことし8月に民事再生法の適用を申請していました。その後、牧場主体で 手続きが進められてきましたが、管財人の調査で牛の売却が進まず、えさ代すら賄えない逼迫した資金繰りが分ったということです。県内では、先月末時点で、秋田市や潟上市などの3戸の農家が預託契約を結び、およそ400頭の肉牛を肥育しています。今後、破産手続きが始まる事を受けて、預託農家からは「新たに自前で仔牛を購入する資金はない」「安愚楽牧場に補償を求めていくことも検討したい」との声が上がっています。県では、経営資金の融資など支援をしていく考えです。

苫小牧市、放牧料56万円回収困難 安愚楽牧場破産

http://www.tomamin.co.jp/2011t/t11111004.html
苫小牧市、放牧料56万円回収困難 安愚楽牧場破産
(2011年 11/10)

経営破綻した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須市)が破産手続きを開始する見通しとなり、苫小牧市は市営放牧場で受け入れていた和牛100頭の放牧料56万円の回収が困難になりそうだ。今後、市は一債権者として未収金を請求することになり、「優先順位を考えると、債権の回収は非常に難しいのでは」(市財政部)と頭を抱えている。
未収金は7月と8月1日の放牧料金。市農林水産課は「9月の民事再生手続き開始後も、安愚楽牧場側から放牧料は優先的に支払うと説明を受けてきた」と言うが、いまだ支払いはない。破産手続きが始まると資産はすべて管理される。未収金は他の債権と同様に優先順位が決められ、支払われることになる。
市は「管財人からの連絡を待つしかない」(市財政部)と状況を見守るが、仮に回収が困難な場合、不納欠損金とするなど「何らかの対応を検討する」としている。

安愚楽牧場、破産手続きへ…牛餓死の恐れ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111108-OYT1T01093.htm
安愚楽牧場、破産手続きへ…牛餓死の恐れ
(2011年11月9日01時48分  読売新聞)

和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、同手続きを廃止する決定を出した。
これにより同社は今後、破産手続きに移行する見通しとなった。
同社は、牛をただちに売却するのが難しいとして、当面事業を存続できる民事再生手続きを進め、最終的に会社を清算する方針だった。ところが、地裁から4日に再生管財人に選任された渡辺顕弁護士らが同社の財産状況を調査した結果、牛の餌代などで資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが判明。資金不足で財産保全はおろか、牛が餓死する可能性もあるとして、8日付で民事再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出していた。

安愚楽牧場、破産へ

http://www.data-max.co.jp/2011/11/09/post_16408.html
安愚楽牧場、破産へ
2011年11月 9日 07:50

全国倒産情報
2011年11月 9日 07:50
代 表:三ヶ尻 久美子
所在地:栃木県那須塩原市埼玉2-37
(登記上)栃木県那須郡那須町高久丙1796
設 立:1981年12月
資本金:3,000万円
売上高:(11/3)約1,027億2,300万円

8月9日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けていた同社は、11月8日に同地裁より再生手続廃止決定を受けた。破産手続きに移行する予定。
同社は、11月4日に債権者からの申立により管理命令を受け、管財人に渡邊顯弁護士(成和明哲法律事務所、東京都港区虎ノ門4-3-1、電話03-5405-4080)が選任されていた。
※詳細は『IB』本誌参照。または福岡地区の方は092-262-3388(本社)、北九州地区の方は093-512-5644までお問い合わせ下さい。

安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、市長らが対策会議--小林 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111110ddlk45020654000c.html
安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、市長らが対策会議--小林 /宮崎
毎日新聞 2011年11月10日 地方版

和牛オーナー制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の破産の可能性が高まったとして、安愚楽が出資する第三セクターの体験型観光施設「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)がある小林市が9日、市役所で対策会議を開いた。
会議は、安愚楽の経営破たんが明らかになった8月に続き2回目。議長を務める肥後正弘市長ら10人が出席した。
市によると、コスモス牧場には安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、市は株式54・3%を保有する。同牧場の敷地約10ヘクタールの借地料は4者で負担。年間約434万円のうち約275万円が安愚楽側の負担だが、今年度下半期分の約138万円は市が立て替えており、安愚楽側に督促中という。
肥後市長は「できれば市の観光拠点として(コスモス牧場を)継続したい。新しい三セクでやるかどうか検討したい」と述べた。18日に定期株主総会が予定されている。【重春次男】
 

安愚楽出資の観光牧場、小林市が継続目指す

http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/20111110-OYS1T00221.htm
安愚楽出資の観光牧場、小林市が継続目指す
(2011年11月10日  読売新聞)

東京地裁から民事再生手続きの廃止決定を受けた安愚楽牧場(栃木県那須塩原市)が、破産手続きに移ることが明らかになったことについて、県内の関係者に動揺が広がった。同社が出資する第3セクターがある小林市は9日、急きょ対策会議を開き、3セクが運営する観光施設「コスモス牧場」について、2013年度まで営業継続を目指す方針を決めた。
小林市は1994年、安愚楽牧場などと3セク「北きりしまリゾート牧場」を設立、牛やウサギなどの動物と触れ合えるコスモス牧場(約10ヘクタール)の共同運営を始めた。出資比率は市が54・3%、安愚楽牧場21・3%、JAこばやし13・7%、安愚楽牧場の子会社「レストラン安愚楽北霧島」が10・7%で、割合に応じて牧場の借地料年間約433万円を負担している。
しかし、安愚楽牧場の経営悪化が表面化した夏場以降、安愚楽牧場と子会社は借地料を滞納、計約137万円を市が肩代わりしている。
肥後正弘市長は、借地契約が14年3月で終わることに触れ、「コスモス牧場は重要な観光施設。少なくとも契約の残り期間は(営業)継続を目指したい」と話した。安愚楽牧場側の借地料は市側での負担も検討するという。

安愚楽の破産手続き 「牧場経営が心配」、市内の預託牛関係者ら

http://www.y-mainichi.co.jp/news/19679/
安愚楽の破産手続き 「牧場経営が心配」、市内の預託牛関係者ら
11月10日2011

民事再生手続き中の(株)安愚楽牧場(栃木県那須町)が東京地裁(鹿子木康裁判長)の同手続きの廃止決定を受け、破産手続きに移行する見通しとなった。預託牧場に波紋が広がっている。
石垣市内の預託牧場の経営者は「預託料は今のところ、きちんと支払われているが、破産したらどうなるのか心配。牛だけ残されると、毎日のエサ代だけがかさんでいく」と不安げに話した。
また、預託牛(母牛)について、安愚楽牧場本社から買い取ってほしいと依頼されているが、具体的な価格の提示はないという。
ある牧場関係者は「買い取る方向で考えているが、母牛更新がされていないので高齢母牛が多い」と難色を示す。
また「買い取っても子牛が生まれて出荷するまでに8カ月かかる。その間、収入がない。牛を引き取ってもらっても収入がない」と八方ふさがり状態だ。
市内には預託牧場が7カ所あり、母牛約2100頭が預託されている。

2011/11/09

「少しでもお金返して」「牛がやせた」 県内オーナーら

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111108/656677
「少しでもお金返して」「牛がやせた」 県内オーナーら
(11月9日)

安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)の破産手続きが始まる見通しになったことについて、県内の和牛オーナー制度の出資者や預託農家は8日、「少しでもお金を返してもらいたい」「飼料が十分でなく牛がやせた」といった悲痛な声が上がった。一方、同牧場の被害者の相談に応じている県弁護団の須藤博弁護士は「第三者が管理することで透明性が担保される」と評価しながらも、オーナー救済には厳しい見方を崩さなかった。
「民事再生でやれるのか半信半疑だっが、時間を掛けて少しでも返してもらえればと期待していたのに…」。老後の資金として夫婦で約5400万円を出資していた宇都宮市、無職男性(76)は深いため息をついた。
同牧場は資金ショート寸前。大量の牛が餓死しかねない厳しい状況が判明し、男性は「お手上げになったということか。どうしていいのか分からないが、つぎ込んだ財産を少しでも返してもらいたい」と訴えた。
約200万円を出資した那須塩原市の男性(71)は「これまでいい思いをさせてもらった。無理とは思うが、これからの生活を考えると少しでも返してもらえれば」とあきらめ口調だった。
県内預託農家の50歳代男性は「今のところ安愚楽側から飼料供給や預託料の支払いは続いているが、十分な飼料を与えられず牛はやせてしまった。早く新しい経営の引き受け手がみつかることを願っている」と心配そうな表情を浮かべた。
同牧場本社には現在約15人が勤務。応対した人事部の男性社員(62)は「破産について詳しいことは分からない。ホームページに載っているのでそちらを見てほしい」と繰り返した。
県弁護団の須藤弁護士は「破産処理で配当が少し増える程度ではないか。財産である牛がどれだけ売れるかは分からない」と厳しい見方を示す。
今後は資金の流れの解明や経営責任の追及が求められると指摘し、「破産手続きにまで追い込まれた同牧場を監督する立場にある国、県の責任も問われる」と強調した。

「少しでも返済を」 安愚楽破産手続き オーナー悲痛 栃木

http://sankei.jp.msn.com/region/news/111109/tcg11110902240003-n1.htm
「少しでも返済を」 安愚楽破産手続き オーナー悲痛 栃木
2011.11.9 02:24

経営破綻した和牛オーナー制度の安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が民事再生手続きを廃止し、破産手続きに入ることになった8日、県内のオーナーからは「出資金はどれくらい返ってくるのか…」などと悲痛な声が相次いだ。
小山市の50代の会社員男性は「もう全額返済なんて期待していない。でも会社に言いたいことは『少しでも多く返済してほしい』ということ」。2千万円以上を出資していたといい、「破綻してから今後の生活をどうしようという状態が続いている」と訴える。
夫婦で約10年にわたり出資を続けていた鹿沼市の40代の主婦は「牛を売りに出しているという噂は聞いていたが、まさか破産するとは」と驚きを隠さない。破綻から約3カ月が経過し、「仕方ないという諦めの気持ちも出てきた」とも。ただ、夫婦の出資額は2千万円を超えており、「気持ちの整理はつきません」と話した。

オーナー「刑事責任追及を」

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20111109-OYT8T00028.htm
オーナー「刑事責任追及を」
(2011年11月9日  読売新聞)

返済は出資額の1%切る可能性
4300億円を超える負債を抱えて経営破綻した「安愚楽牧場」(那須塩原市埼玉)が8日、破産する見通しとなった。被害対策弁護団からはオーナーへの返済が出資額の1%を切るとの予想も明らかにされ、県内のオーナーらからは「せめて刑事責任の追及を」との声が上がった。
1100万円を出資していた県北の男性(65)は「やはりとは思ったが…」と、破産手続きへの移行を悔しそうに話した。自宅近くの同社の牧場やレストランを訪れ、「幅広く展開していてこれなら安心できる」と出資したのが昨年11月。東日本大震災以降も、「問題は生じておりません」などと書かれた文書を信用していた。しかし、一度も配当を受け取らないまま、会社は破綻した。
全国安愚楽牧場被害対策弁護団の見通しでは、男性への返済額は10万円を下回る可能性もある。「自分の老後を見つめ直すためにも、早くこの問題を終わらせてほしい」と男性はため息交じりに話した。
また、300万円を出資した県東部の男性(42)は「悪くても1割は返ってくると思っていたのに。社長や役員の刑事責任を追及してもらわないと、悔しさは晴れない」と憤った。
26頭の牛を同社から預かる県北地方の農家の男性(62)は「受け取っていない預託料約80万円を受け取り、早く安愚楽牧場と手を切りたい」と話す。2年前に預託を受け始めたが、民事再生手続きに入ってから新たな預託は止まった。未払いの預託料は6、7月の2か月分。「毎日汗をかいて育てて、1円でも良い値段でと牛を出荷してきたのに」と悔しさをにじませた。
被害対策県弁護団の須藤博事務局長は「民事再生手続きを続けるよりは、破産の方が迅速な手続きができる」と評価。「牛は日々餌が必要な生き物。資金繰りが悪化して資金ショートしてしまう前に、売れるものは売って、出来るだけ多くの債権者に返せる金を残してもらいたい」と話した。 同社の県内での主要取引先だった那須野農協は、民事再生手続きに入って以降、現金での取引に切り替えた。役員は「破産になったとしても特段の変化はない」と話す。
那須塩原市の安愚楽牧場本社では、閉ざされた門扉に破綻した8月以降、「社員以外立入禁止」「開放厳禁」と赤い文字で書かれた紙が張られている。この日、社内では社員が黙々と業務をこなしていた。読売新聞の取材に対し、男性社員は「こちらでは何も答えられない」とだけ話した。

安愚楽牧場、破産手続きへ…牛餓死の恐れ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111108-OYT1T01093.htm
安愚楽牧場、破産手続きへ…牛餓死の恐れ
(2011年11月9日01時48分  読売新聞)

和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、同手続きを廃止する決定を出した。
これにより同社は今後、破産手続きに移行する見通しとなった。
同社は、牛をただちに売却するのが難しいとして、当面事業を存続できる民事再生手続きを進め、最終的に会社を清算する方針だった。ところが、地裁から4日に再生管財人に選任された渡辺顕弁護士らが同社の財産状況を調査した結果、牛の餌代などで資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが判明。資金不足で財産保全はおろか、牛が餓死する可能性もあるとして、8日付で民事再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出していた。

安愚楽牧場:「何もかも失った」「悔しい」出資オーナー

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111109k0000m040098000c.html
安愚楽牧場:「何もかも失った」「悔しい」出資オーナー
毎日新聞 2011年11月8日 21時24分(最終更新 11月8日 22時40分)

老後や家族のために、と安愚楽牧場に多額の資金を預けていた全国の「オーナー」たちは先行きへの不安を口々に語った。
栃木県内の40代のオーナー夫妻は20年ほど前、生まれたばかりの長女の養育費にしようと「預金感覚」で契約した。やがて「老後の蓄えになるから」と考え、約9000万円をつぎ込んだ。破綻直前、牧場側から「特別なオーナー様だけに」と銘打って、出資を促す案内も届いたという。夫婦は「少しでも多くお金を戻してほしい」と話した。
県内に住む別の女性(51)は3年前、女性誌の広告で知り、契約した。投資額は約1億2300万円に上るといい、「何もかも失ってしまった。この先、どうしたらいいのか」とつぶやいた。
宮城県石巻市の男性(69)は「やはり破産手続きですか……」と肩を落とした。25年前にオーナーになり、計750万円を出資。東日本大震災で被災した自宅の改修費に充てるため解約しようと考えていた矢先だった。
計2500万円を預けた埼玉県の女性(61)は「悔しいです。ばかだったと思うしかありません」と語り、無念さをにじませた。
【柴田光二、泉谷由梨子】

安愚楽牧場の破産 出資者は資金回収に諦めも

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111108/crm11110820550037-n1.htm
安愚楽牧場の破産 出資者は資金回収に諦めも
2011.11.8 20:52

安愚楽牧場の破産手続きが始まる見通しになったことについて、和牛オーナー制度への出資者からは8日、「手続きを進め、早く解決してほしい」「今後どうなるのか」など、いら立ちや不安の声が上がった。
夫婦で約1300万円を出資した三重県伊勢市の団体職員の男性(52)は「民事再生手続きでは時間がかかるだけという印象だった」とうんざりした様子。資金の回収にはあまり期待していないが「今も生活や気持ちが不安定なまま。(破産手続きが完了すれば)ある程度は整理が付く」と自らに言い聞かせるように話した。
約3800万円を出資した長野県松本市の無職男性(66)は「安愚楽牧場は資産を正直に全部出してほしい。(和牛の)預託農家はかわいそうだが、信用できない会社は無くした方がいい」ときっぱり。出資金を当てにして、自宅を建て替えるために解体しており、将来が不安で眠れない状態が続いているという。

安愚楽牧場、破産手続きに移行へ…牛餓死の恐れ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111108-OYT1T01093.htm
安愚楽牧場、破産手続きに移行へ…牛餓死の恐れ
(2011年11月8日21時09分  読売新聞)

和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、同手続きを廃止する決定を出した。
これにより同社は今後、破産手続きに移行する見通しとなった。
同社は、牛をただちに売却するのが難しいとして、当面事業を存続できる民事再生手続きを進め、最終的に会社を清算する方針だった。ところが、地裁から4日に再生管財人に選任された渡辺顕弁護士らが同社の財産状況を調査した結果、牛の餌代などで資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが判明。資金不足で財産保全はおろか、牛が餓死する可能性もあるとして、8日付で民事再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出していた。

安愚楽牧場、破産手続きに移行へ…牛餓死の恐れ

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111108-OYT1T01093.htm
安愚楽牧場、破産手続きに移行へ…牛餓死の恐れ
(2011年11月8日21時09分  読売新聞)

和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、同手続きを廃止する決定を出した。
これにより同社は今後、破産手続きに移行する見通しとなった。
同社は、牛をただちに売却するのが難しいとして、当面事業を存続できる民事再生手続きを進め、最終的に会社を清算する方針だった。ところが、地裁から4日に再生管財人に選任された渡辺顕弁護士らが同社の財産状況を調査した結果、牛の餌代などで資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが判明。資金不足で財産保全はおろか、牛が餓死する可能性もあるとして、8日付で民事再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出していた。

安愚楽牧場、民事再生手続が廃止 破産手続の開始へ

http://www.zaikei.co.jp/article/20111108/85985.html
安愚楽牧場、民事再生手続が廃止 破産手続の開始へ
2011-11-08 20:55

肉牛飼育、和牛預託オーナー制度を運営する「安愚楽牧場」(栃木県)は8日、8月9日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していたが、本日同地裁により、民事再生手続が廃止されたことを発表した。これに伴い、東京地方裁判所から発せられた保全管理命令により、保全管理人として弁護士の渡邊顯氏が選任された。
渡邊氏は、同日発表した「保全管理人就任のご挨拶」の中で、民事再生手続の廃止の経緯について債権者らに説明している。渡邊氏の説明によると、平成23年11月4日に東京地方裁判所から発せられた管理命令に基づき、同氏が管財人として安愚楽牧場の財産状況を調査したところ、安愚楽牧場の資金繰りが逼迫しており、早期に牧場および牧場内の牛を売却しなければ、早晩資金ショートする可能性があり、安愚楽牧場の財産保全はおろか、大量の牛が餓死し、社会問題となりかねない状況にあることが判明したという。
さらに同氏は、「このような状況では、再生計画案の立案は極めて困難であり、手続を続行することは断念せざるを得ないと判断し、裁判所に対して民事再生手続の廃止を求める上申書の提出を行い、廃止決定を受けた」と民事再生手続の廃止の経緯について説明している。
また、「今後は、破産手続に入ることを前提とした保全管理による早期の牧場及び牧場内の牛の処分という手段を講じることになるが、この方が資産処分を迅速化することができ、債権者の利益に資するものと思料する」と述べ、債権者の理解を求めている。

安愚楽牧場:破産手続きへ 民事再生を断念

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111109k0000m040073000c.html
安愚楽牧場:破産手続きへ 民事再生を断念
毎日新聞 2011年11月8日 20時33分(最終更新 11月8日 22時54分)

「和牛オーナー」制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の経営が破綻した問題で、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、進行中だった民事再生手続きの廃止を決定し、破産法に基づく保全管理命令を出した。同日付で保全管理人に選任された渡辺顕弁護士が明らかにした。今後1カ月間に異議申し立てがなければ、破産手続きに移行する。
9月に始まった民事再生手続きでは、地裁が今月4日、財産管理の権限を経営陣から再生管財人に移す管理命令を出した。しかし、管財人に選任された渡辺弁護士が同牧場の資産状況を調べた結果、資金繰りが逼迫(ひっぱく)し、早ければ今月中にも運転資金がショートする状態であることが判明。再生計画の立案は極めて困難と判断し、再生手続きの廃止を求める上申書を提出した。牧場側も了承しているという。
資金繰りを圧迫している最大のネックは、約13万頭の牛にかかる月約20億円のエサ代。牧場側は牛の売却を進めて現金収入を確保するとともにエサ代を削減していく意向だが、7万人を超える和牛オーナーの同意を一つ一つ得るのは非常に難しい。渡辺弁護士は「債権者の同意が逐一求められる民事再生手続きでは手間とコストがかかり過ぎ、迅速な破産手続きが妥当と判断した」と述べた。
一方、オーナー側の被害対策弁護団の調査によると、オーナーへの配当に充てる引当預金は約20億円にとどまっており、配当率は被害額の1%未満になる見通しという。弁護団は「今後、牧場側への損害賠償請求なども検討する」と話した。【和田武士】

安愚楽牧場、破産手続きへ 民事再生を断念 資金繰り逼迫で

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E1988DE2EAE3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2
安愚楽牧場、破産手続きへ 民事再生を断念 資金繰り逼迫で
2011/11/8 20:25

和牛オーナー制度が行き詰まって経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、民事再生手続きを廃止する決定をした。資金繰りの逼迫で牛が大量死する恐れがあり、一定の時間がかかる再生手続きを続けるのは困難と判断した。今後、破産手続きに移行する見通しだ。
安愚楽牧場には今月4日、同地裁が管財人による管理を命令。管財人に就いた渡辺顕弁護士が牧場の資産を調べたところ、資金繰りが逼迫し、牛の餌代にも困る状況が判明。このため渡辺弁護士が地裁に民事再生手続きの廃止を求めた。1カ月の異議申立期間を経て、破産手続きに移行する。
渡辺弁護士は8日、記者会見し「民事再生手続きは集団和解の側面があるが、今回は7万人もの債権者がおり、合意形成は至難の業。冬を前に牛の大量餓死の恐れもあり、破産手続きの方が迅速で望ましいと判断した」と述べた。
被害対策弁護団の紀藤正樹弁護士も記者会見し「本来破産処理されるべき事案だった。事態は深刻で詐欺の疑いも強く、経営陣などの刑事責任追及も検討していく」と述べた。

安愚楽牧場が破産へ 民事再生手続き廃止決定

http://sankei.jp.msn.com/life/news/111108/trd11110817360013-n1.htm
安愚楽牧場が破産へ 民事再生手続き廃止決定
2011.11.8 17:35 [倒産・破産]

和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻(はたん)した畜産会社、安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、民事再生手続きの廃止を決定した。同社は今後、破産手続きに移行する。
今月4日に管財人に選任された渡辺顕弁護士が同社の財産状況を調査し、「早期に牧場や牛を売却しなければ、資金がショートする可能性がある」と判断。「財産保全はおろか、大量の牛が餓死し、社会問題となりかねない」として、再生手続きの廃止を求める上申書を地裁に提出した。
廃止決定に伴い、保全管理人に選任された渡辺弁護士によると、約13万頭の牛にかかるエサ代は月約20億円。「破産手続きに移行すれば、牛の処分などをより迅速に進めることができる」としている。
同制度は、繁殖用の牛に投資を募り、子牛を買い取って配当する仕組み。同社は自社牧場や預託先牧場を全国展開し、会員は全国7万3千人超とされる。東京電力福島第1原発事故の影響で牛肉価格が下落するなどして経営が悪化し、民事再生法の適用を申請していた。民事再生手続きの申立書によると、負債総額は約4330億円に上る。
同社をめぐっては、被害対策弁護団が東電への賠償請求や、詐欺罪での経営陣の刑事告訴などを検討している。

「安愚楽牧場」破産手続きへ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111108/t10013825451000.html
「安愚楽牧場」破産手続きへ
11月8日 22時20分

経営が破綻して民事再生の手続きが進められていた栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」は、資金繰りがひっ迫し、牛が大量に死ぬ事態になりかねないとして、会社の財産を直ちに処分する破産の手続きに移行することになりました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募って子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、原発事故の影響で牛肉価格が下落して経営が悪化したとして、裁判所に民事再生法の適用を申請し、ことし9月から手続きが進められていました。これについて、経営陣の代わりに財産を管理する保全管理人に選ばれた渡邊顯弁護士が、8日夕方、記者会見し、民事再生の手続きを廃止し、破産の手続きに移行することを明らかにしました。会社の財産を調査した結果、資金繰りがひっ迫し、このままでは牛の餌代がなくなって、牛が大量に死ぬ事態になりかねない状態だったということで、会社を存続させながら債務を返済する民事再生よりも会社の財産を直ちに処分する破産の手続きの方が望ましいと判断したということです。今後1か月間、異議の申し立てがなければ、破産手続きが開始されることになり、管財人は、牛の売却など財産の処分を進めることにしています。

安愚楽牧場が破産へ=民事再生手続き廃止―東京地裁

http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201111080103.html
安愚楽牧場が破産へ=民事再生手続き廃止―東京地裁
2011年11月8日20時6分

民事再生手続き中の安愚楽牧場(栃木県那須町)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は8日、同手続きを廃止する決定をした。破産手続きに移行する見通しで、同日、同社に対し財産の保全管理を命じ、管財人だった渡辺顕弁護士を保全管理人に選任した。
会見した渡辺弁護士によると、財産状況を調査したところ、資金繰りが極めて苦しいことが判明。早急に財産の処分を進める必要があり、再生計画立案は困難と判断し、地裁に上申書を提出したという。 
[時事通信社]

安愚楽牧場 民事再生手続きが廃止される

http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/194082.html
安愚楽牧場 民事再生手続きが廃止される
(11/08 18:42)

和牛オーナー制度で経営破綻した「安愚楽牧場」の民事再生手続きが廃止された。
安愚楽牧場をめぐっては、これまで牧場主体で手続きが進められていたが、管財人の弁護士が調査したところ、牛の売却が進んでおらず、資金繰りがひっ迫していることがわかったという。
管財人は、このままでは今月中にも餌代がなくなり、大量の牛が餓死しかねないとして手続きの廃止を求め、東京地裁もこれを認めた。今後、破産手続きが開始され、牛の売却などが進められることになる。

安愚楽牧場 民事再生手続きが廃止される(東京都)

http://news24.jp/nnn/news89024747.html
安愚楽牧場 民事再生手続きが廃止される(東京都)
[ 11/8 18:42 NEWS24]

和牛オーナー制度で経営破綻した「安愚楽牧場」の民事再生手続きが廃止された。 安愚楽牧場をめぐっては、これまで牧場主体で手続きが進められていたが、管財人の弁護士が調査したところ、牛の売却が進んでおらず、資金繰りがひっ迫していることがわかったという。 管財人は、このままでは今月中にも餌代がなくなり、大量の牛が餓死しかねないとして手続きの廃止を求め、東京地裁もこれを認めた。今後、破産手続きが開始され、牛の売却などが進められることになる。

安愚楽牧場の民事再生手続き廃止 破産手続きへ

http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/211108047.html
安愚楽牧場の民事再生手続き廃止 破産手続きへ
(11/08 18:38)

和牛オーナー制度の運営が行き詰まり、民事再生手続きを進めていた畜産会社「安愚楽牧場」について、東京地裁は8日、再生手続きを廃止する決定をしました。今後、破産手続きが始まる見通しです。
安愚楽牧場は、個人投資家らに繁殖用の和牛の雌牛を購入してもらい、生まれた子牛を買い戻す和牛オーナー制度で事業を展開していました。しかし、口蹄疫(こうていえき)や福島第一原発の事故の影響などで経営が急激に悪化し、4330億円あまりの負債を抱えて経営破綻し、9月から民事再生手続きが進められていました。今月4日には、経営陣の代わりに財産を管理する管財人が選任され、牧場の財産状況を調査していました。その結果、「資金繰りがひっ迫しており、財産保全はおろか大量の牛が餓死し、社会問題になりかねないことが判明した」として、再生手続きの廃止を求める上申書を提出し、地裁が廃止を決定しました。今後1カ月の間に異議が申し立てられなければ、破産手続きが始まることになります。

安愚楽牧場被害7万人まったくメド立たない出資金回収

http://www.j-cast.com/tv/2011/11/08112526.html?p=all
安愚楽牧場被害7万人まったくメド立たない出資金回収
2011/11/ 8 16:48

黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当を謳って7万人を超える出資者を集めて倒産した栃木県・那須塩原の安愚楽牧場の被害者救済はどうなるのか。キャスターの国谷裕子は「牧場の倒産によって、出資者へ出資金が戻ってくるメドはまったくたっていません。今、全国12か所で被害対策弁護団が結成され、出資金の返済を求めていく構えです」と現状を伝えた。

退職金1000万円が消えた
安愚楽牧場は出資者をどう集められたのか。関係者はこう話す。
「5年前から配当の利率を上げ、高利回りをアピールして会員の拡大をした。しかし、その当時から高利回りの配当をいつまでも維持できないということは分かっていた」
破綻の13日前にも、48万円出資すれば半年後には52万円、利率8パーセントの高利回りだからと勧誘していた。まったくの詐欺である。定年退職したある出資者は「高利回りは確実だからと言われて退職金の1000万円を出資した。全額返済を要求しているが、いくら戻ってくるのか分からない」と肩を落とす。被害者弁護団の紀藤正樹弁護士は「破綻当日まで出資者に出資金の振り込みをさせていた。悪徳手口であることは間違いない」と断じる。

飼育委託農家も「酪農続けていけない」
倒産による被害は消費者だけではない。畜産農家にも広がっている。安愚楽牧場から牛を預かって育ててきた300軒余りの畜産農家からは、もう廃業するしかないと悲鳴が上がる。北海道で140頭の牛を預かっていた酪農家・大原則行さんは、「牛の回収が始まっている。回収されれば収入の道はなくなり、酪農は続けていけない」と窮状を訴えた。酪農家を取材した岩田宗太郎記者(NHK宇都宮局)は「(安愚楽牧場が保有する)140万頭すべてを回収することは困難です。これだけ多数の牛の面倒をどう見るのかが問題になっています」と伝える。
国谷は「この酪農家の現状をどう考えればいいのでしょう」と、ゲストのグルメ漫画「美味しんぼ」の作家・雁屋哲に問う。
「酪農家の多くが自分では牛を飼えない状況に追い込まれています。国内で消費される牛肉の半分は海外からのもので、しかも牛肉の値段は下がっています。また、欧米の畜産技術と比べて、日本が遅れているという面もあります。消費者の嗜好の問題もあり、牛肉なら霜降り(さし)が一番という根強い神話がある。赤身でも美味しい牛肉があるのに。日本の畜産をこれからどうするのか、みんなで考える必要があります」
安愚楽牧場は黒毛和牛のシェア20%を占めると見られる。
*NHKクローズアップ現代(2011年11月7日放送「黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴」)
文・ナオジン

代理人のお仕事とは

自称畜産会社、あるいは畜産会社のようなものの代理人
http://aaguragura.blogspot.com/2011/08/blog-post_8481.html

この3か月間、何をやっていたのか、情報きぼんぬ。

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E1988DE2EAE3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2
安愚楽牧場、破産手続きへ 民事再生を断念 資金繰り逼迫で
2011/11/8 20:25
> 安愚楽牧場には今月4日、同地裁が管財人による管理を命令。管財人に就いた
>渡辺顕弁護士が牧場の資産を調べたところ、資金繰りが逼迫し、牛の餌代にも
>困る状況が判明。このため渡辺弁護士が地裁に民事再生手続きの廃止を求めた。

4日ほどで判明するほどに資金繰りが逼迫している、自称畜産会社、あるいは
畜産会社のようなものの代理人を3か月やるってどんな感じ? 

2011/11/07

和牛早く売るしかない安愚楽牧場、エサ代20億円が負担に

http://media.yucasee.jp/posts/index/9452
和牛早く売るしかない安愚楽牧場、エサ代20億円が負担に
最終更新:2011年11月07日 10時15分

安愚楽牧場が東京地裁から民事再生法に基づく管理命令を受け、民事再生手続きを行っていくこととなった。しかし、和牛約13万頭を維持するためのエサ代が月額約20億円必要となることが明らかにされ、管財人は「楽観視するわけにはいかない」としており、一刻も早く売却する必要に迫られている。
同牧場が10月15日現在で抱える和牛の頭数は、合計13万3386頭、そのうちオーナー和牛は、10万9612頭だという。エサ代は1頭あたり月額1万5000円、預託料は1頭あたり月額4500円~1万5000円程度。これは預託農家が飼料代を負担するかどうかによって変わってくるという。月総額で約20億円になるという。
ただ「エサ代が削減できず、牛が売れない状況が続けば、かかる懸念なしとしないが、これを回避すべく最大限の努力を傾注する」としたが早期の売却以外にエサ代を削減する方法はないという。
そうなれば、早期の現金化を目指すなら、売却を優先するあまりに二束三文の価格でも応じるということにもなりかねない。
「不確定要素が多く、将来の見通しは困難」と管財人。民事再生手続きを維持できなければ、破産に移行することになる。

2011/11/06

安愚楽牧場、09年には実質債務超過 開示文書 農水省、改善指導「会計処理が不適切」

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819490E2E6E2E5E28DE2E6E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2?n_cid=TW001
安愚楽牧場、09年には実質債務超過 開示文書 農水省、改善指導「会計処理が不適切」
2011/11/6 18:25

4330億円の負債を抱えて8月に民事再生法の適用を申請した安愚楽牧場(栃木県那須塩原市、渡辺顕再生管財人)が2009年2月、投資家への会計処理の仕方や情報開示が不適切だとして、当時、和牛預託取引(オーナー制度)の監督官庁だった農林水産省から改善指導を受け、事後点検のための定期報告も求められていたことが、消費者庁がこのほど開示に応じた行政文書で明らかになった。
開示文書では、安愚楽牧場が契約満期時…
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2011/11/04

民事再生手続きの安愚楽牧場、管財人を選任

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111104-OYT1T01145.htm
民事再生手続きの安愚楽牧場、管財人を選任
(2011年11月4日20時58分  読売新聞)

和牛オーナー制度の運営で知られ、民事再生手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)について、東京地裁(鹿子木康裁判長)は4日、財産管理の権限を経営陣から再生管財人に移す管理命令を出した。
再生管財人には、同手続きで監督委員を務めてきた渡辺顕弁護士(64)を選任した。
和牛オーナー約7万3000人のうち約5000人が地裁に対し、ずさんな経営を行ってきた現経営陣には財産管理を任せられないとして、再生管財人を選任するよう申し立てていた。
渡辺弁護士らは記者会見で、「牛や牧場の売却をスピードアップし、配当を積み増したい」と説明。東京電力福島第一原発事故の影響で経営が行き詰まったことについては、「直接的な被害だけでなく、風評被害も含めて東電に請求することになるだろう」と述べた。

東京地裁、安愚楽牧場に管理命令

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E6E2E19F8DE2E6E3E3E0E2E3E39191E3E2E2E2;at=ALL
東京地裁、安愚楽牧場に管理命令
2011/11/4 19:49

和牛オーナー制度が行き詰まって破綻し、民事再生手続き中の「安愚楽牧場」(栃木県)に対し、東京地裁は4日、管財人による財産管理を命じる「管理命令」を出した。同手続きでは現経営陣が再建に当たるのが一般的だが、オーナーである債権者の一部が「現経営陣による再建は透明性が確保できない」などとして、管理命令を出すよう裁判所に求めていた。

安愚楽牧場:預託農家、早期救済求める 県弁護団が説明会 /鹿児島

http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20111104ddlk46020339000c.html
安愚楽牧場:預託農家、早期救済求める 県弁護団が説明会 /鹿児島
毎日新聞 2011年11月4日 地方版

和牛オーナー制度で資金を集め、民事再生法の適用を申請した「安愚楽(あぐら)牧場」をめぐり、預託農家救済のための県弁護団がこのほど、説明会を開いた。約10人の農家が参加し、早期の救済を求めた。
弁護団は現在、県内外の約30の預託農場の代理人として、未払いの預託料回収などについて安愚楽側と交渉を進めている。
説明会では弁護士がこれまでの交渉経過を報告。「『預託料が全額回収できなければ牛の出荷に同意しない』などと同社側に通知し、現在回答を待っている状況」と説明した。
薩摩川内市の預託農家の60代男性は「安愚楽側からの説明がなく、今は情報が不足している。今後も預託農場として営めるよう、安愚楽には、別の業者を見つけてほしい」と訴えた。【黒澤敬太郎】

黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴(仮題)

http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/yotei/index.cgi
黒毛和牛オーナー 7万人の悲鳴(仮題)
2011年11月 7日(月)放送 ジャンル:社会問題 事件・事故 生活・食糧

内容紹介(NO.3115)

黒毛和牛のオーナーを募り、高利の配当をアピールして7万人を超える市民から出資金を集めたまま倒産した『安愚楽牧場』(栃木・那須塩原)。負債額は4300億円にのぼり、出資金が戻ってくる目処もたっていない。今、全国12カ所で被害対策弁護団が結成。弁護団は、徹底的に返済を求めていく構えだ。被害は消費者だけでなく、畜産農家にも広がっている。14万頭の黒毛和牛を保有するという安愚楽牧場。牛を預かって育ててきた300軒余りの酪農家が「廃業せざるを得ない」と窮状を訴える。7万人の消費者に被害が及んでいる「黒毛和牛オーナー制度」はなぜ成り立ってきたのか、日本の黒毛和牛のシェア20%を占める「安愚楽牧場」の破たんの深層に迫る。


出演者
    雁屋 哲さん(作家)
    岩田 宗太郎(NHK前橋局・記者)

2011/11/02

安愚楽破綻で鹿児島県内預託農家へ弁護団説明会

http://www.373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=35998
安愚楽破綻で鹿児島県内預託農家へ弁護団説明会
(2011 10/31 06:30)

和牛オーナー制度が行き詰まり、栃木県の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」が経営破綻した問題で、県内の預託農家を対象にした弁護団の説明会が30日、鹿児島市であった。会場からは「牛の価値が下がり、今後の生活が不安」との声が相次いだ。
弁護団は預託料など未収債権の全額回収を目指しており、事務局長の柿内弘一郎弁護士は「会社側が事業を継続できないことも想定し、預託事業を引き継ぐ第3者の選定も進めている」と説明した。
参加した男性(70)は「預託事業を続けるのか辞めるのか、会社側が早く方針を出さなければ、牛の価値がなくなり生活できなくなる」と訴えた。
県内には南さつま市に直営牧場2カ所と、同社から繁殖雌牛や肥育牛を預かる預託農家が約50戸ある。
弁護団によると、現在依頼を受けているのは県外も含め37戸、未収債権は総額1億円を超えるという。弁護団事務局(アーバンリバティス法律税務事務所)=099(225)6306。