2011/10/05

安愚楽牧場の獣医師、無診察投薬疑いで告発へ

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20111005-OYS1T00225.htm
安愚楽牧場の獣医師、無診察投薬疑いで告発へ
(2011年10月5日  読売新聞)

宮崎県の口蹄疫(こうていえき)問題を巡り、同県川南町の畜産農家2人が、町内に直営牧場を所有している安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市、民事再生手続き中)の男性獣医師について、獣医師法違反(無診察による医薬品投与)容疑の告発状を5日にも県警高鍋署に提出する。農家側は、不適切な診療によって口蹄疫の発見が遅れ、感染拡大を招いた恐れがあるとしている。
告発状によると、獣医師は口蹄疫発生が確認される直前の昨年3月中旬から4月中旬にかけ、同社が川南町で直営する児湯第7牧場の場長から「牛が風邪をひいたようだ」などと連絡を受け、直接、牛を診察しないまま、獣医師資格を持たない社員に電話で医薬品の投与を指示したとしている。獣医師法では、獣医師が自ら診察せず投薬することを禁じている。
この牧場は、昨年4月下旬によだれや潰瘍など口蹄疫特有の症状が牛に出ていることを確認したにもかかわらず、県にすぐ通報しなかったとして、今年3月、文書で厳重注意を受けた。

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