2011/12/06

安愚楽牧場「広告は虚偽」、消費者庁が措置命令

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111130-OYT1T01048.htm
安愚楽牧場「広告は虚偽」、消費者庁が措置命令
(2011年12月1日00時46分  読売新聞)

和牛オーナー制度で知られ、破産手続きに移行中の「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)が虚偽の広告でオーナーから出資を募っていたとして、消費者庁は30日、景品表示法に基づき、同社に対して違反を周知するよう求める措置命令を出した。
同庁によると、同社は遅くとも2006年度以降、雑誌で「繁殖牛(母牛)のオーナーになれる」などと宣伝。出資して繁殖牛のオーナーとなると、出産した子牛の売却代金を配当として受け取る仕組みだと説明していた。
しかし、出資金額などから計算すると、本来、今年3月時点で9万7986頭の繁殖牛がいるはずなのに、実際には67%の6万5572頭しかいなかった。こうした状態は06年度から続いていたという。
同庁は「オーナーの多くは、繁殖牛を所有し、毎年生まれる子牛を買い取ってもらうという分かりやすさにひかれて出資したが、その実態はなかった」として、虚偽や誇大広告を禁じる景品表示法に違反すると判断した。

0 件のコメント:

コメントを投稿