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“2位”にも入れない!! 「選挙」で共産に負けた民主 凋落ぶり露呈
産経新聞 2013年02月12日10時15分
中央ではあまり報じられていないが、去る3日に投開票が行われた横浜市議神奈川区補欠選挙(欠員1)は民主党の凋落ぶりを象徴する結果となった。
自民党が勝利したのはともかく、得票数で民主党が共産党の後塵を排し、「2位」にもなれなかったのだ。党内では「まさか…」とショックが広がっているが、かつて「2位じゃダメなんでしょうか?」と言った、あの蓮舫参院議員もさすがに真っ青だろう。
同補選は自民党の福田進市議の死去による欠員を補うために実施され、自民、民主、共産、無所属の4人が出馬した。開票の結果、自民党候補が1万6千867票で当選し、共産党候補は8千277票で2位、民主党候補は7千252票で3位だった。民主党はなんと共産党にも千票以上差をつけられて負けたのだ。
「民主党にとって、より深刻なのは、自民と共産の候補がともに新人だったのに対し、民主の候補がある程度知名度があった元職だったこと。首都圏に限らず都市部の有権者の『民主党離れ』は予想以上に加速していることだろう」。永田町関係者はそう指摘する。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が1月26、27両日に実施した合同世論調査では、第2次安倍晋三内閣の支持率が政権発足時の前回調査(昨年12月26、27両日)から9・5ポイント上昇し64・5%となった。平成18年発足の第1次安倍内閣を含め過去最高で、不支持率は20・9%と前回比7・3ポイント減少した。
内閣支持率とともに自民党の政党支持率も2・4ポイント増の36・1%に上昇したが、民主党(6・3%)は日本維新の会(10・2%)やみんなの党(6・4%)を下回り4位に転落した。
民主党からは「今や、振り向けば共産党という有り様。維新とみんなが連携を模索する中、野党第一党とは言えなくなってる」(中堅議員)という悲鳴が聞こえてくる。
民主党は5日、早々と今夏の参院選と東京都議選の選挙対策本部を設置し、選対本部長の海江田万里代表が「一人でも多くの公認候補の必勝を期し、頑張っていくことを大いに発信していく」「一丸となって勝ち抜く」などと気勢を上げた。
しかし、党幹部の馬渕澄夫幹事長代理が「参院選は二番底になる」と絶望的な見方を示しているように、「衆院選惨敗ショック」がなおも尾を引き、党再生への展望が開けない中、参院選で狂瀾(きょうらん)を既倒にめぐらすどころか、惨敗は避けられないだろう。
民主党関係者はこう自虐的に言う。「党の先頭に立つ海江田氏自身も、破綻した安愚楽(あぐら)牧場をめぐる損害賠償問題を抱えている。参院選は自民党の大砲に、竹槍で立ち向かうようなもの。もはや共産党より一議席でも多く議席をとることを目標にした方が現実的だろう」
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