2012/02/23

安愚楽牧場の子会社レストランが破産

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120223-908032.html
安愚楽牧場の子会社レストランが破産
[2012年2月23日20時10分]

和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)の子会社で、宮崎県小林市のレジャー施設内でレストランを経営していた「レストラン安愚楽北霧島」(同市)が、東京地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが23日、分かった。
破産管財人によると、負債総額は約6億3千万円。決定は15日付。
帝国データバンクによると、設立は1994年で、小林市と安愚楽牧場が第三セクター方式で出資する「コスモス牧場」内でレストランを経営。安愚楽牧場の破綻後、店舗を閉鎖していた。(共同)

安愚楽牧場問題、消費者庁が報告聞かず担当課長に厳重注意

http://media.yucasee.jp/posts/index/10495
安愚楽牧場問題、消費者庁が報告聞かず担当課長に厳重注意
最終更新:2012年02月21日 11時00分

経営破綻した和牛預託商法の「安愚楽(あぐら)牧場」(本社・栃木県)の問題で、口蹄疫の発生直後に安愚楽側から消費者庁に報告に来た際に、報告を聞かずに帰していたとして長官が担当課長に厳重注意をしていたことが21日わかった。21日の衆院予算委員会で、松原仁・消費者担当相が、柴山昌彦委員(自民)の質問に答えた。
安愚楽牧場の投資を巡っては、被害者数は7万人以上、被害総額約4200億円という戦後最大の消費者被害事案に発展した。
2010年春に口蹄疫が感染し、同牧場の預託牛が減少し、出資金を割り込んだと見られる。農林水産省の立ち入り検査で注意を受けていた。それを引き継いでいた消費者庁に、牧場側が報告に訪れたという。
しかし、松原大臣は「苦情相談などがなかった。何か具体的に聞くことがあったら連絡する、と言って、結果として報告を受けなかった。今思えば、聞いておくべきだった。長官が担当課長に厳重注意しており、極めて遺憾である」とした。 農水省の調査では、同牧場が債務超過状況にあることが判明していたという。松原大臣は重ねて「極めて遺憾で、今の私の立場として(消費者に)申し訳ないと思っている」と謝罪した。
また、芝山委員は、景品表示にも問題があったとして、金融商品取引法を預託法に導入できないか、と質問。
自見庄三郎金融・郵政改革担当相は「金商法の規制では、規制対象としてはなじみにくい。問題があれば預託法において、規制の見直しを検討すべきだと考える」とした。

安愚楽牧場 再発防止へ法律見直しも

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120221/t10013174021000.html
安愚楽牧場 再発防止へ法律見直しも
2月21日 13時37分 動画あり

安愚楽牧場 再発防止へ法律見直しも
松原消費者担当大臣は、衆議院予算委員会で、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、今後、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。
この中で、松原消費者担当大臣は、栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛への投資を募ったあと経営破綻したことに関連して、おととしの夏に、安愚楽牧場から消費者庁に、状況を報告したいと連絡があったにも関わらず、消費者庁が報告を受けなかったことを明らかにし、「極めて遺憾で、申し訳ない」と陳謝しました。
そのうえで、松原大臣は「安愚楽牧場に関しては、契約者が所有する牛の頭数や内訳が開示されていなかったことなど問題点が指摘されているので、今後、法令の見直しも含め、制度面、運用面の見直しも検討していく」と述べ、同様の問題が起きないよう、関係する法律の見直しも含めて対応していく考えを示しました。

2012/02/18

口蹄疫:「安愚楽牧場」の獣医師問題 獣医師法違反容疑で獣医を書類送検 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20120214ddlk45040699000c.html
口蹄疫:「安愚楽牧場」の獣医師問題 獣医師法違反容疑で獣医を書類送検 /宮崎
毎日新聞 2012年2月14日 地方版

高鍋署は、破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師を、牛を診察せず医薬品を投与していたとして獣医師法違反容疑で宮崎地検に書類送検した。10日付。口蹄疫(こうていえき)被害に遭った川南町の畜産農家の男性2人が昨年10月、同署に告発していた。
告発状などによると、獣医師は10年4月ごろ、川南町の同社第7農場の従業員から「風邪の症状を示す牛がいる」と電話で連絡を受けた際、自ら診察せず、農場の牛全725頭に投薬を指示したとしている。 県警は12月、本社や農場などを家宅捜索し、押収資料を分析していた。県も11月に、獣医師に文書で「獣医師法上問題となる恐れがある。適切な獣医療を実施すること」と指導。一方で「前例がないので、明確に法に触れるとは判断できない」としていた。

安愚楽牧場獣医師を書類送検 高鍋署

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=43777&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
安愚楽牧場獣医師を書類送検 高鍋署
2012年02月14日

本県の口蹄疫被害農家が、経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師が牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして告発した問題で、高鍋署は13日までに獣医師法違反の疑いで獣医師を書類送検していたことが分かった。送検は10日付。
告発状によると、獣医師は2010年3、4月、口蹄疫感染疑い7例目となった同社直営農場(川南町)の従業員から「風邪の症状を示す牛がいる」と相談を受けた際、直接診察することなく、電話で牛725頭に投薬を指示したとされる。獣医師法は原則、獣医師が診察しないで投薬することを禁じている。
(詳細は14日付朝刊、または携帯サイトで)

安愚楽牧場の獣医師、宮崎県警が書類送検

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120214-OYS1T00216.htm
安愚楽牧場の獣医師、宮崎県警が書類送検
(2012年2月14日  読売新聞)

経営破綻した畜産会社・安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市)の男性獣医師による獣医師法違反事件で、宮崎県警がこの獣医師を同容疑(無診察による医薬品投与)で宮崎地検に書類送検していたことが分かった。容疑を認めているという。送検は10日付。
県警に出された告発状によると、2010年3~4月、同県川南町の牧場から「風邪の症状を示す牛に投薬したい」など連絡を受けた際、直接診察せず、無資格の牧場職員に医薬品投与を指示するなどした、とされる。

2012/02/17

安愚楽牧場の獣医師書類送検 無資格者に投薬させた疑い

http://www.asahi.com/national/update/0213/SEB201202130019.html
安愚楽牧場の獣医師書類送検 無資格者に投薬させた疑い
2012年2月13日21時9分

破産手続き中の安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県那須塩原市)の獣医師が、資格を持たない従業員に投薬させた獣医師法違反の疑いがあるとして、宮崎県の畜産農家2人が宮崎県警に獣医師を刑事告発していた問題で、県警が獣医師を同法違反容疑で10日に書類送検していたことが、県警などへの取材でわかった。
告発状は、この獣医師について、家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)の発生が確認される直前の2010年3月13日と4月17日、同県川南町にある安愚楽牧場の系列牧場から「風邪の症状を示す牛が発生した」との連絡を受けたにもかかわらず、直接診察せず、従業員に電話のみで抗生物質の投薬を指示した疑いがある、としていた。
4月の投薬については、宮崎県が昨年11月、獣医師を文書で指導している。

「診察せず投薬指示」 安愚楽牧場の獣医師

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=43743&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
「診察せず投薬指示」 安愚楽牧場の獣医師
2012年02月11日

本県で発生した口蹄疫に絡み、破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師が川南町の同社直営農場で牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして口蹄疫被害農家から獣医師法違反の疑いで告発された問題で、獣医師が県警の調べに「電話で従業員に投薬を指示した」と認めていることが10日、関係者への取材で分かった。
獣医師法は原則、獣医師が診察しないで投薬することを禁じている。県警は慎重に捜査を進めている。
関係者によると、獣医師への事情聴取は昨年末までに行われた。獣医師は、口蹄疫発生前の2010年4月ごろ、感染疑い7例目となった同社直営農場(川南町)の農場従業員から「風邪の症状を示す牛がいる」と相談を受けた際、牛を直接診察することなく、電話で全725頭に投薬を指示したことを認めているという。
(詳細は11日付朝刊または携帯サイトで)

2012/02/03

安愚楽牧場を詐欺容疑で告発へ 大阪の出資者

http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020301001297.html
安愚楽牧場を詐欺容疑で告発へ 大阪の出資者
2012/02/03 11:10   【共同通信】

和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)が出資金をオーナー側に返還できなくなっている問題で、大阪府内の出資者13人が詐欺容疑などで同社と同社の社長ら3人を大阪府警に告発する方針を固めたことが3日、大阪弁護団への取材で分かった。
弁護団によると、同社の破綻をめぐる告発は全国初。
告発状によると、同社は昨年7月、既に破綻状態だったにもかかわらず新たな出資を呼び掛け6人から計約847万円をだまし取ったなどとしている。
同社は昨年8月、民事再生法の適用を申請し同12月に東京地裁から破産手続きの開始決定を受けた。

安愚楽牧場社長ら詐欺容疑で告発へ…大阪の出資者

http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20120203-OYO1T00441.htm
安愚楽牧場社長ら詐欺容疑で告発へ…大阪の出資者
(2012年2月3日  読売新聞)

約4300億円の負債を抱え、東京地裁で破産手続き中の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)の和牛オーナー制度を巡り、大阪府内の出資者13人が、同社側が経営の悪化を隠し出資金847万円をだまし取ったなどとして、社長ら3人を詐欺容疑などで大阪府警に刑事告発する方針を決めた。3日にも告発状を郵送する。被害対策大阪弁護団によると、同社の破綻を巡る告訴・告発は初めてという。
同弁護団によると、同制度は出資者が雌の繁殖牛のオーナーとなり、同社に飼育を委託。同社が繁殖牛を買い取って出資金を払い戻し、子牛の売却益も支払うとする仕組みだった。
告発状によると、告発人のうち6人は同社が民事再生法の適用を申請する前月の昨年7月、新たな繁殖牛の飼育に関し契約を結び、計847万円を出資した。この契約について「経営が行き詰まっており、新たに飼育したり、買い取ったりできない状態であることを隠し、自転車操業を続けるために出資金をだまし取った」と主張している。
他の7人も「必ず出資金が戻ると虚偽の説明をされた」などと詐欺の被害を訴えている。13人の出資金の残額は、約7億円に上るという。
一方、広告などに出資金の元本が保証されると誤解される表現があったとする出資法違反や、同社の状況に関し事実と異なる説明をしたとする特定商品預託法違反も容疑に加え、法人としての同社も告発する。
弁護団副団長の今井孝直弁護士(大阪弁護士会)は「ビジネスモデルに元々無理があった疑いがある。捜査で徹底的に実態解明してほしい」としている。

被害対策弁護団 安愚楽牧場の告発状を郵送

http://www.ytv.co.jp/press/mainnews/TI20065790.html
被害対策弁護団 安愚楽牧場の告発状を郵送
(02/03 12:11)

総額4200億円の負債を抱えて経営破綻した「安愚楽牧場」から詐欺の被害を受けたなどとして、被害対策弁護団は3日、法人としての安愚楽牧場と、三ヶ尻久美子社長ら3人について大阪府警に告発状を郵送した。
安愚楽牧場は和牛オーナー制度の先駆けとして高額配当をうたい、全国に約7万人の会員を集めたが、去年8月、経営破綻した。弁護団は「安愚楽牧場が破綻する1か月前に新たに金を集めたのは、返金できないことがわかっていながら、経営を維持するために金をだまし取った詐欺である」と主張している。
被害対策弁護団・今井孝直弁護士「そもそも、ビジネスとして成り立っていない。自転車操業でずっと走ってきている。なぜ被害が出たのか、事実の解明を進めてもらいたいと、債権者は強く思っています」
弁護団は、和牛オーナー制度そのものに違法性があったなどとして、大阪府警に全容解明を求めたいとしている。

安愚楽牧場社長を告発=詐欺容疑、大阪の出資者13人

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012020300407
安愚楽牧場社長を告発=詐欺容疑、大阪の出資者13人
(2012/02/03-12:33)

「和牛オーナー制度」運営の安愚楽牧場(栃木県那須町)が経営破綻した問題で、経営が行き詰まっていたにもかかわらず新たに出資を募ったとして、大阪府内の出資者13人が3日、三ケ尻久美子社長と前役員2人について、詐欺などの容疑で大阪府警に告発状を郵送した。被害対策大阪弁護団長の斎藤英樹弁護士が明らかにした。安愚楽牧場破綻をめぐる告訴、告発は初めて。
告発状を送ったのは、民事再生手続き開始申し立て直前の昨年7月に出資した6人と、5000万円以上を投資した高額出資者7人。出資総額は約7億円に上る。
弁護団によると、三ケ尻社長らは昨年4月に同牧場の経営が切迫し、既存オーナーの契約満了に伴う支払いが滞っていたのに、経営維持のため新規出資を募り、6人から約847万円を詐取したとしている。告発状では、元本保証をうたって出資を募ったとする出資法違反(預かり金の禁止)の疑いもあるとし、同社も告発対象に含めた。

■詐欺などの疑い 「安愚楽牧場」初の刑事告発

http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120203112200536449.shtml
■詐欺などの疑い 「安愚楽牧場」初の刑事告発
(02/03 12:37)

和牛オーナー制度で経営破綻した「安愚楽牧場」をめぐり、初めての刑事告発です。
大阪府内の出資者13人が「経営悪化を隠して金を集めた」として、社長らを3日、警察に告発します。
詐欺などの疑いで告発されるのは、栃木県で和牛オーナー制度を運営していた「安愚楽牧場」と三ヶ尻久美子社長ら3人です。
「安愚楽牧場」は去年8月民事再生法の適用を申請しましたが、告発する13人のうち6人はその前の月に新たな契約を結び、あわせて847万円を出資したということです。
「倒産寸前まで新規のコースを作って新たな契約を募集していたから、それが詐欺に当たると」(被害対策大阪弁護団 今井孝直副団長)
ほかの7人も「出資金が必ず戻る」と、嘘の説明をされたと主張しています。
「安愚楽牧場」に対しては被害を訴えるオーナーが全国的に相次いでいて、刑事告発は今回が初めてとなります。

大阪の出資者、安愚楽牧場を刑事告発へ 詐欺容疑など

http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E2E1E2E3868DE2E1E2E0E0E2E3E0E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
大阪の出資者、安愚楽牧場を刑事告発へ 詐欺容疑など
2012/2/3 12:54

和牛オーナー制度が行き詰まり、安愚楽牧場(栃木県)が昨年8月に約4300億円の負債を抱え経営破綻した問題で、大阪府内の出資者13人が法人としての同社と同社社長ら3人を詐欺容疑などで大阪府警に刑事告発することが3日、被害対策大阪弁護団への取材で分かった。
同弁護団によると、同社の破綻を巡っての告訴・告発は全国で初めて。同日中に告発状を府警に郵送した。
告発状によると、同社は昨年4~6月の段階で配当が遅れるなど経営が行き詰まっていたにもかかわらず、同7月に年3~6%の配当をうたい、オーナーを新規募集するパンフレットを郵送するなどして、府内の出資者6人から計847万円をだまし取ったなどとしている。
弁護団によると和牛オーナー制度は出資者が契約金を支払って黒毛和牛の繁殖牛のオーナーになり、生まれた子牛の売却益から配当が支払われる仕組み。
同社は昨年8月に東京地裁に民事再生法の適用を申請。その後資金繰りが想定以上に逼迫していることが判明し、再生を断念して同12月、同地裁が破産手続きの開始決定を出した。

安愚楽牧場を刑事告発 和牛オーナー被害者(大阪府)

http://news24.jp/nnn/news8893348.html
安愚楽牧場を刑事告発 和牛オーナー被害者(大阪府)
[ 2/3 11:59 読売テレビ]

総額4200億円の負債を抱え経営破たんした安愚楽牧場から詐欺の被害を受けたなどとして、和牛オーナーなどの被害対策弁護団は3日、安愚楽牧場と三ヶ尻久美子社長ら3人について詐欺罪などで大阪府警に告発状を郵送した。安愚楽牧場は和牛オーナー制度の先駆けとして高額配当をうたい全国に約7万人の会員を集めたが去年8月、経営破たんした。弁護団は安愚楽牧場が破綻する一か月前、新たに金を集めたのは返金できない事が分っていながら経営を維持するために金を騙し取った詐欺だと主張している。被害者弁護団の今井孝直弁護士は「そもそもがビジネスとして成り立っていないはずである。自転車操業でずっと走ってきている。なぜこういうことになったかについて事実の解明を進めてもらいたいと、みなさん強く思っておられます」と語り、和牛オーナー制度そのものに違法性があったなどとして警察に全容解明を求めたいとしている。

安愚楽牧場破綻:大阪の出資者13人、経営陣を詐欺容疑で告発へ

http://mainichi.jp/select/biz/news/20120203dde041020048000c.html
安愚楽牧場破綻:大阪の出資者13人、経営陣を詐欺容疑で告発へ
毎日新聞 2012年2月3日 東京夕刊

「和牛オーナー」制度で出資会員を集めていた「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が経営破綻し、出資金を返還できなくなっている問題で、大阪府内の出資者13人が、同社側が経営悪化を隠して出資金を集めていたなどとして、当時の経営陣を詐欺容疑などで大阪府警に告発する方針を決めた。3日にも告発状を郵送する。被害対策大阪弁護団によると、同社の破綻を巡っての刑事告訴・告発は初めて。
告発状によると、同社は昨年4月ごろには経営に行き詰まり、契約しても和牛の飼育などができない状態だったが、経営維持のため出資金の詐取を計画し、昨年7月、告発人13人のうち6人から計約850万円を集めたという。また、他の7人にも出資金が必ず戻るなどと虚偽説明して出資金を集めていたとされ、13人の出資金残額は計約7億円に上る。
出資者13人は、詐欺容疑のほか預託法違反(不実の告知)や出資法違反の容疑でも告発。同社が出資者に出資に見合う繁殖牛を保有していないことを告知していなかったなどと指摘している。弁護団の今井孝直弁護士は「真相解明のためには、警察に動いてもらうしかないと考えた」と話している。【苅田伸宏】

安愚楽牧場 出資者らが告発へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120203/t10015761282000.html
安愚楽牧場 出資者らが告発へ
2月3日 15時38分

いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」を巡って、大阪の出資者らが「経営に行き詰まったのにオーナーを勧誘し、出資金を集めた」として、安愚楽牧場の社長らを詐欺などの疑いで警察に告発する手続きを取りました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する和牛オーナー制度で急成長しましたが、去年、経営が悪化し、4300億円余りの負債を抱えて、破産手続きが進められています。全国で7万人を超える会員のうち、大阪府内の13人が、3日、警察に告発の手続きを取ったもので、このうち、安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請する直前の去年7月に出資した6人は、「経営に行き詰まったのにこれを隠して勧誘し、合わせて800万円余りをだまし取った」などとしています。また、出資者らは、「必ず出資金が戻るとうその説明を受けた」とも主張し、安愚楽牧場の社長ら3人には詐欺や出資法違反などの疑いがあるとしています。安愚楽牧場を巡って、出資者が告発や告訴に踏み切ったのは初めてで、大阪の弁護団長の斎藤英樹弁護士は、「大きな被害が出ているので、捜査機関が連携し、全容を解明してほしい」と話しています。

安愚楽牧場 初の告発へ

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/news/post_15028
安愚楽牧場 初の告発へ
2月3日

破綻めぐる刑事告発は全国で初めてとのことです。およそ4,300億円の負債を抱えて経営破たんした安愚楽牧場の三ケ尻社長などについて、大阪府の出資者13人はきょう、詐欺などの被害を受けたとして、大阪府警に告発状を郵送しました。被害対策弁護団は、「真実の解明には程遠い」として大阪府警に全容解明を求めたいとしています。

安愚楽牧場の経営陣を告発へ 高額出資者ら、詐欺容疑で

http://www.asahi.com/national/update/0203/OSK201202020229.html
安愚楽牧場の経営陣を告発へ 高額出資者ら、詐欺容疑で
2012年2月3日5時2分

和牛オーナー制度を運営していた安愚楽(あぐら)牧場(本社・栃木県)が経営破綻(はたん)し、出資金をオーナー側に返還できなくなっている問題で、大阪府内の高額出資者ら13人が3日にも、当時の同社経営陣を詐欺容疑などで府警に告発する。破綻直前に、駆け込み的に新規出資を募った行為などが詐欺にあたると主張している。
13人は、昨年7月の新規出資の勧誘に応じたオーナー6人(出資総額計5160万円)と、これまでに5千万円以上を出資したオーナー7人(同6億5750万円)。いずれも大阪弁護団(団長・斎藤英樹弁護士)に被害を訴えていた。東京都や栃木県など全国に13の被害対策弁護団があるが、オーナー制度をめぐり、刑事告訴・告発へ踏み切る動きは大阪が初めて。
告発対象は法人としての安愚楽牧場のほか、三ケ尻久美子代表取締役(67)と前役員2人。

破産の安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反容疑

http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011901001769.html
破産の安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反容疑
2012/01/20 02:02   【共同通信】

破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、宮崎県内の同社農場で牛を自ら診察せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、宮崎県警が獣医師法違反容疑で安愚楽牧場本社や、宮崎県内の農場など数カ所を家宅捜索したことが19日、捜査関係者への取材で分かった。
口蹄疫の被害に遭った宮崎県川南町の畜産農家の男性2人が昨年10月、同容疑で獣医師を告発。県警は、この獣医師や、牧場の元従業員などから任意で事情を聴いた。
捜査関係者によると、家宅捜索は昨年12月中旬、本社や児湯第7牧場(宮崎県川南町)など数カ所で実施した。

安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反疑い

http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=43279&catid=74&blogid=13&catid=74&blogid=13
安愚楽牧場を家宅捜索 獣医師法違反疑い
2012年01月20日

破産した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の男性獣医師が本県内の同社農場で牛を自ら診断せずに医薬品投与などを繰り返した疑いがあるとして、県警生活環境課と高鍋署が19日までに、獣医師法違反容疑で同社本社や本県内外の直営牧場などを家宅捜索したことが分かった。
県警によると、家宅捜索したのは同社本社や、不適切な対応があったとされる、口蹄疫感染疑い7例目となった川南町の直営農場など数カ所。獣医師や当時の従業員ら関係者から任意で事情を聴いているという。
(詳細は20日付朝刊または携帯サイトで)

宮崎県警が安愚楽牧場捜索、獣医師法違反疑い

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20120120-OYS1T00745.htm
宮崎県警が安愚楽牧場捜索、獣医師法違反疑い
(2012年1月20日  読売新聞)

宮崎県川南町などで牧場を経営し、倒産した畜産会社・安愚楽(あぐら)牧場(栃木県那須塩原市)の男性獣医師が、同町の畜産農家2人に獣医師法違反(無診察による医薬品投与)容疑で告発された問題で、宮崎県警が昨年12月、同社を同容疑で捜索していたことがわかった。捜索は本社や川南町の児湯(こゆ)第7牧場など数か所で、書類などを押収。男性獣医師らから任意で事情を聞いた。
告発状では、男性獣医師は2010年3~4月、牧場から「風邪の症状を示す牛がいるので投薬したい」などの連絡を受けた際、直接診察せず、無資格の牧場職員に医薬品の投与を指示したなどとしている。

企業倒産:昨年県内、60件減の111件 安愚楽牧場影響、負債は4190億円増 /栃木

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20120115ddlk09020080000c.html
企業倒産:昨年県内、60件減の111件 安愚楽牧場影響、負債は4190億円増 /栃木
毎日新聞 2012年1月15日 地方版

昨年1年間の県内企業の倒産件数(負債総額1000万円以上)が前年比60件(35・1%)減少し111件となり、1989年以降で4番目に少なかったことが、東京商工リサーチ宇都宮支店のまとめでわかった。一方で、年間負債総額は約4700億4500万円で同4190億円の大幅増。畜産大手「安愚楽牧場」(那須塩原市)の経営破綻など大型倒産の影響が見られた。同支店担当者は「欧州の財政問題や異常な円高、デフレ環境など不安材料は多い」と今後も楽観できない状況が続くとしている。
まとめによると、業種別では▽サービス業42件▽建設業29件▽製造業21件--となり、3業種が82・8%を占めた。原因の大半が「販売不振」で94件。「他社倒産の余波」が8件、東日本大震災などによる「偶発的原因」が4件だった。地域別では宇都宮市が18件でトップ。日光、那須塩原市がそれぞれ12件、足利市が11件と続いている。
同支店によると、震災と福島原発事故による風評被害で4月度は倒産件数が急増した。その後もタイの大洪水による製造業への打撃や円高が進むなどのマイナス要因が相次いだが、金融円滑化法など政府の資金繰り支援策が奏功し、各企業の努力もあって倒産件数が抑えられたという。ただ、担当者は「今後、各種支援策の政策効果が薄れた時に、中小企業の倒産が相次ぐ可能性が否定できない」と分析している。【吉村周平】