2012/02/03

安愚楽牧場 出資者らが告発へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120203/t10015761282000.html
安愚楽牧場 出資者らが告発へ
2月3日 15時38分

いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」を巡って、大阪の出資者らが「経営に行き詰まったのにオーナーを勧誘し、出資金を集めた」として、安愚楽牧場の社長らを詐欺などの疑いで警察に告発する手続きを取りました。
栃木県那須塩原市に本社がある安愚楽牧場は、繁殖用の牛への投資を募り、子牛を買い取って配当する和牛オーナー制度で急成長しましたが、去年、経営が悪化し、4300億円余りの負債を抱えて、破産手続きが進められています。全国で7万人を超える会員のうち、大阪府内の13人が、3日、警察に告発の手続きを取ったもので、このうち、安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請する直前の去年7月に出資した6人は、「経営に行き詰まったのにこれを隠して勧誘し、合わせて800万円余りをだまし取った」などとしています。また、出資者らは、「必ず出資金が戻るとうその説明を受けた」とも主張し、安愚楽牧場の社長ら3人には詐欺や出資法違反などの疑いがあるとしています。安愚楽牧場を巡って、出資者が告発や告訴に踏み切ったのは初めてで、大阪の弁護団長の斎藤英樹弁護士は、「大きな被害が出ているので、捜査機関が連携し、全容を解明してほしい」と話しています。

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