2011/11/21

稚内の牧場が買収

http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001111200003
稚内の牧場が買収
2011年11月20日

和牛オーナー制度が破綻(は・たん)し、民事再生手続きから破産手続きへ移行することが決まった安愚楽牧場の直営牧場を、市貝町刈生田の農業生産法人「JETファーム」のグループ会社である北海道稚内市の「宗谷岬牧場」が買い取っていたことが19日、分かった。
宗谷岬牧場は北海道稚内市宗谷岬に拠点を置き、乳牛と肉牛計約4千頭を飼育している。同牧場の阿部忠男社長によると、買い取ったのは北海道天塩町にある安愚楽牧場の直営牧場「天塩牧場」。育成牛約3千頭、牧場の土地と施設を16日付で買い取った。安愚楽牧場が東京地裁から民事再生手続きの廃止を受けた直後、天塩町からJETファームを通して買い取りの要請があったという。
阿部社長は「ちょうど規模拡大を考えており、互いの利害が一致した」と話している。従業員22人については安愚楽牧場からの出向として雇い続けるという。

安愚楽牧場が直営の「天塩牧場」を譲渡

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20111120-866153.html
安愚楽牧場が直営の「天塩牧場」を譲渡
[2011年11月20日16時20分]

和牛オーナー制度が行き詰まり、破産手続きに移行予定の畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が、直営の「天塩牧場」(北海道天塩町)を、北海道稚内市の農業生産法人「宗谷岬牧場」に事業譲渡したことが20日、分かった。譲渡契約は16日付。
保全管理人の弁護士は、早期に直営牧場などの保有資産を売却する方針を示していた。
宗谷岬牧場の阿部忠男社長は「天塩牧場は地理的に近く、事業拡大のために契約した」と話している。
天塩牧場は約3千頭の育成牛を肥育していた。従業員22人は継続雇用するという。(共同)

2011/11/20

安愚楽牧場:北海道の直営「天塩牧場」を売却

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111120k0000m040076000c.html
安愚楽牧場:北海道の直営「天塩牧場」を売却
毎日新聞 2011年11月19日 22時11分

経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)が北海道天塩町で直営していた「天塩牧場」が、稚内市の牧場に売却されたことが分かった。従業員約20人の雇用は継続するが、近隣農家との預託契約は「牧場の受け入れ限度を超えている」としており継続は難しい状況だ。
道内に8カ所ある安愚楽の直営牧場のうち、売却が明らかになったのは初めて。
購入したのは、栃木県の「ジェイイーティーファーム」の関連会社で稚内市にある「宗谷岬牧場」(阿部忠男社長)。天塩牧場所有の牛3000頭や土地などを引き継ぐが、購入金額は公表していない。
関係者によると、天塩牧場では近隣農家十数戸と預託契約を結び、母牛を飼育させていた。阿部社長は「天塩町などからの要請もあり購入を決めた。預託契約については現段階で白紙だが、農家からの要請があれば話し合いたい」と話している。【横田信行】

破綻の安愚楽牧場、北海道の直営牧場を売却

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111119-OYT1T00767.htm
破綻の安愚楽牧場、北海道の直営牧場を売却
(2011年11月19日20時33分  読売新聞)

約4300億円の負債を抱え、破産手続きに入る予定の「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県那須塩原市)が、北海道天塩町に所有する直営牧場を稚内市の牧場に売却していたことが19日、わかった。
保全管理人の弁護士は、資産売却の方針を示しており、今後売却が進むとみられる。
売却されたのは天塩町の「安愚楽牧場天塩牧場」。生後約10か月までの牛約3000頭を飼育している。買い取った宗谷岬牧場によると、8日以降、同社と協議を進め、16日に契約したという。同牧場の阿部忠男社長は、子牛を引き取る関係にあった安愚楽牧場の預託農家との取引継続は現状では難しい、としている。

安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、13年3月末まで運営継続を承認 /宮崎

http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20111119ddlk45020667000c.html
安愚楽牧場:出資のコスモス牧場、13年3月末まで運営継続を承認 /宮崎
毎日新聞 2011年11月19日 地方版

「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)が出資する、小林市細野の第三セクター「北きりしまリゾート牧場」(通称コスモス牧場)の中間決算取締役会が18日、市役所であった。会は「風評被害で集客が低下しているが、牧場は市の重要な観光拠点」として、当面は経費を圧縮しながら集客力のあるイベントで増収をはかり、13年3月末まで運営を継続することを承認した。
コスモス牧場は安愚楽と子会社の「レストラン安愚楽」、市、JAこばやしが出資し、西川和孝副市長が社長を務める。この日は役員11人中、安愚楽側の3役員は欠席。今年下半期の事業計画など審議した。

消費者庁に監視責任の声 連携不足 被害拡大招く 安愚楽牧場の経営破綻問題

http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10818
消費者庁に監視責任の声 連携不足 被害拡大招く 安愚楽牧場の経営破綻問題
(11月19日)
和牛オーナー制度を運営していた安愚楽牧場(栃木県)が破産手続きに入った問題で、消費者庁の監視責任を問う声が相次いでいる。同庁は、和牛オーナー制度などの適正な運用を定める「預託法」(特定商品等の預託等に関する法律)を所管しているが、同牧場への監視を怠ったためだ。2009年に同庁が設立された際、農水省から同法を引き継いだものの、連携不足を招いた。現場からは「政府が安愚楽の資金繰り悪化にもっと早く気付いていれば、こんなに被害が拡大しなくて済んだはずだ」との声が上がっている。

2011/11/19

安愚楽牧場破産 もどかしい消費者庁対応

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/273901
安愚楽牧場破産 もどかしい消費者庁対応
2011年11月18日 10:44

小説「安愚楽鍋(あぐらなべ)」は、明治初期に東京の牛鍋店に出入りする庶民を描いた戯作(げさく)者仮名垣魯文(かながきろぶん)の代表作だ。和牛オーナー制度で知られた畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)の社名の由来である。
「都会と農村を結ぶ」がうたい文句のその牧場が4300億円もの負債を抱えて破綻したのは、今年8月のことだ。
その後、民事再生手続きを進めたが、財産状況調査の結果、資金繰りが逼迫(ひっぱく)していることが分かった。このため今月、東京地裁が再生手続きの廃止を決定し、財産の保全管理命令を出した。関係者から不服を申し立てる即時抗告がなければ破産手続きに移行することになる。
管財人の弁護士によれば、早期に牛や直営牧場など保有する資産を売却しないと、財産保全どころか牛の餌代も賄えない状況という。多くの牛が餓死してしまえば、社会問題にもなりかねない。これ以上の被害を食い止めるためにも、やむを得ない判断といえるだろう。
ただ、同社は経営悪化後も出資を募っていたことが判明し、新たな出資金を配当に回す「自転車操業」状態だったともいわれる。消費者庁は景品表示法違反の疑いがあるとみて、調査に乗り出している。実態解明を急いでもらいたい。
和牛オーナー制度は、投資家に繁殖牛を購入してもらい、生まれた子牛を牧場の運営会社が買い取って飼育・売却し、利益を配当金として支払う仕組みだ。
一般に和牛預託商法といわれ、低金利時代を迎えた中での利殖商法として登場した。しかし、実際には飼育などせず資金を集めるだけの実態が横行し、1990年代後半になると出資法違反などで業者が摘発され、相次いで破綻した。
これに対し、安愚楽牧場は牧場を実際に経営して和牛も飼育し、利益も還元してきたという。ところが昨年、宮崎県で発生した口蹄疫(こうていえき)に続き、今年の東日本大震災に伴う福島第1原発事故の影響で、和牛の市場価格が急落して一気に資金繰りが悪化してしまったわけである。
民間信用調査会社などによると、出資者は約7万3千人に達し、うち九州・沖縄は約4千人という。直営牧場は宮崎県などに40カ所、牛を預託する農家は全国に346戸あり、全飼育頭数は14万5100頭に上る。飼育頭数では九州が半数を占めるというデータもあり、投資家ばかりでなく、九州の預託農家への影響も深刻だ。迅速な対応が求められる。
それにしても、国の対応は遅すぎる。消費者庁が本格調査を始めたのは、破綻発覚から2カ月後の10月に入ってからだ。和牛など生き物の飼育には常にリスクが伴う。利益が出るとは限らない。
国民生活センターには破綻前から、安愚楽牧場の経営状況や解約方法に関する相談が寄せられていた。もっと早く情報を開示し、注意喚起すべきだった。
同じような被害を生み出さないためにも「消費者行政の司令塔」を自任する消費者庁の真価も問われている。
=2011/11/18付 西日本新聞朝刊=