http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130618/k10015375101000.html
安愚楽牧場旧経営陣を強制捜査へ
6月18日 6時58分
「和牛オーナー制度」で全国の7万人以上の会員から資金を集め、おととし経営破綻した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛の数を過大に説明していた疑いが強まったとして警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。
栃木県那須塩原市に本社があった「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、生まれた子牛を市場で売却した代金を配当する「和牛オーナー」制度で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、おととし4200億円余りの負債を抱えて経営破綻し、破産の手続きが進められています。
警視庁が「安愚楽牧場」の契約や運用の実態について捜査を進めたところ、破綻の直前に投資家と契約する際に繁殖用の牛の数を実際よりも過大に説明していた疑いが強まったということです。
特定商品預託法では、投資の判断に影響を与える重要な事実について事業者が実際と異なる説明をすることが禁じられていて、警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。
警視庁は資金の流れなどを調べて、運用の実態について全容解明を進める方針です。
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