2013/06/21

安愚楽牧場、元社長ら逮捕へ=不実の告知、預託法違反容疑?全国7万人・警視庁

http://jp.wsj.com/article/JJ10787265456234824503619280564762985271273.html
安愚楽牧場、元社長ら逮捕へ=不実の告知、預託法違反容疑?全国7万人・警視庁
2013年 6月 18日 09:00 JST 更新

 「和牛オーナー制度」で全国から出資金を集め経営破綻した安愚楽牧場(栃木県、破産手続き中)の問題で、警視庁捜査2課は、契約を結ぶ際、事実と異なる説明で顧客を勧誘した疑いが強まったとして、特定商品預託法違反(不実の告知)容疑で、安愚楽牧場の元社長ら3人の逮捕状を取った。18日にも、容疑が固まり次第、逮捕する。

 経営破綻により、全国で約7万人が計約4200億円の投資被害に遭った一連の問題は、当時の幹部の刑事責任を問う事態に発展した。 

[時事通信社]

安愚楽牧場旧経営陣を強制捜査へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130618/k10015375101000.html
安愚楽牧場旧経営陣を強制捜査へ
6月18日 6時58分

「和牛オーナー制度」で全国の7万人以上の会員から資金を集め、おととし経営破綻した栃木県の畜産会社「安愚楽牧場」が、繁殖用の牛の数を過大に説明していた疑いが強まったとして警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。

栃木県那須塩原市に本社があった「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募り、生まれた子牛を市場で売却した代金を配当する「和牛オーナー」制度で成長を続け、会員は7万人を超えましたが、おととし4200億円余りの負債を抱えて経営破綻し、破産の手続きが進められています。
警視庁が「安愚楽牧場」の契約や運用の実態について捜査を進めたところ、破綻の直前に投資家と契約する際に繁殖用の牛の数を実際よりも過大に説明していた疑いが強まったということです。
特定商品預託法では、投資の判断に影響を与える重要な事実について事業者が実際と異なる説明をすることが禁じられていて、警視庁は旧経営陣数人を近く特定商品預託法違反の疑いで取り調べるなど強制捜査に乗り出す方針を固めました。
警視庁は資金の流れなどを調べて、運用の実態について全容解明を進める方針です。

安愚楽牧場、強制捜査へ 和牛出資7万人超、詐欺容疑

http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY201306170517.html
安愚楽牧場、強制捜査へ 和牛出資7万人超、詐欺容疑
2013年6月18日6時0分

 全国約7万3千人が出資した和牛オーナー制度が行き詰まり、約4300億円の負債を抱えて破産手続きを進めている「安愚楽牧場」(本社・栃木県那須塩原市)について、警視庁が近く詐欺などの疑いで強制捜査に乗り出す方針を固めたことが捜査関係者への取材でわかった。被害弁護団によると、消費者に広く被害が出た事件としては過去最大規模という。

 同社は1981年設立。繁殖牛のオーナーを募って契約金を集め、全国約40カ所の直営牧場などで牛を飼育。繁殖牛が産んだ子牛を同社が買い取り、エサ代などを引いた額をオーナーに「利益金」として還元する仕組みで運営してきた。

 雑誌広告などを積極的に展開。契約満了時に繁殖牛を契約金と同額で買い戻すとして実質的な元本保証をうたい、「支払いの遅れ、減額は一度もない」と強調して出資を募っていた。

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