2012/03/29

安愚楽の刑事告訴検討 本県弁護団

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120325/747823
安愚楽の刑事告訴検討 本県弁護団
(3月26日)

和牛オーナー制度が行き詰まり、負債約4300億円を抱え破綻した安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が出資金をオーナー側に返還できなくなっている問題で、被害対策栃木県弁護団は25日、4月にも県警に出資法違反容疑などで告訴・告発を検討していることを明らかにした。東京都内で同日開かれた全国弁護団の出資者向け説明会などで報告した。
同牧場をめぐっては、既に大阪府の出資者が2月、詐欺容疑などで府警に告発状を郵送している。この日は本県弁護団のほか、埼玉、千葉、東海(愛知、岐阜、三重)の3弁護団も告訴・告発に向け準備を進めていることを明らかにした。
本県弁護団事務局長の須藤博弁護士は「昨年11月ごろから県警と連絡を取り合っている。4月か5月ごろには刑事告訴、告発の方向でやりたい」と説明。容疑は出資法違反や預託法違反、詐欺などを想定しており、「消費者庁や農林水産省の責任も大きい。国家賠償請求に向けても真剣に取り組んで行きたい」などと今後の方針を語った。

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