2012/03/29

安愚楽牧場を告発へ 岐阜などの出資者弁護団詐欺容疑

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20120326/201203260937_16602.shtml
安愚楽牧場を告発へ 岐阜などの出資者弁護団詐欺容疑
2012年03月26日09:37

和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)について、東海地方(岐阜、愛知、三重)と栃木、埼玉、千葉各県の出資者の弁護団は25日、詐欺容疑で告訴・告発することを検討している、と発表した。

全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)が東京都内で開いた出資者向けの説明会で、各地の弁護団が明らかにした。

この日の説明会には約1000人が参加。紀藤弁護士は「役員の個人責任は追及するが、それだけでは回収できない。安愚楽から報告を受けるのを怠った消費者庁を含め、国の責任を明らかにしていく」と述べた。

また、出資者に「債権を買い取る」「取り返す」とかたって別の金融商品購入などを勧める詐欺的な「二次被害」が広がっているとして、注意を呼び掛けた。

安愚楽の刑事告訴検討 本県弁護団

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120325/747823
安愚楽の刑事告訴検討 本県弁護団
(3月26日)

和牛オーナー制度が行き詰まり、負債約4300億円を抱え破綻した安愚楽牧場(那須塩原市埼玉)が出資金をオーナー側に返還できなくなっている問題で、被害対策栃木県弁護団は25日、4月にも県警に出資法違反容疑などで告訴・告発を検討していることを明らかにした。東京都内で同日開かれた全国弁護団の出資者向け説明会などで報告した。
同牧場をめぐっては、既に大阪府の出資者が2月、詐欺容疑などで府警に告発状を郵送している。この日は本県弁護団のほか、埼玉、千葉、東海(愛知、岐阜、三重)の3弁護団も告訴・告発に向け準備を進めていることを明らかにした。
本県弁護団事務局長の須藤博弁護士は「昨年11月ごろから県警と連絡を取り合っている。4月か5月ごろには刑事告訴、告発の方向でやりたい」と説明。容疑は出資法違反や預託法違反、詐欺などを想定しており、「消費者庁や農林水産省の責任も大きい。国家賠償請求に向けても真剣に取り組んで行きたい」などと今後の方針を語った。

安愚楽牧場 被害弁護団説明会

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120326/k10013959781000.html
安愚楽牧場 被害弁護団説明会
3月26日 0時9分

いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長し、去年、経営破たんした畜産会社「安愚楽牧場」について、オーナーとして出資した人たちの債権回収を目指す弁護団による説明会が東京で開かれました。

栃木県那須塩原市に本社があった「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募ったうえで生まれた子牛を買い取って配当する和牛オーナー制度で急成長し、会員は7万人を超えましたが、去年12月、東京地方裁判所が破産の手続きを開始する決定をしています。
被害対策弁護団が、25日、東京・千代田区で開いた説明会には、オーナーとして出資し弁護団に債権回収を依頼している人たちおよそ1000人が集まりました。説明会では、団長の紀藤正樹弁護士が「安愚楽牧場の役員や関連会社の責任を追及して少しでも多くの債権を回収できるよう努力したい」と話しました。そして、ことし5月30日に予定されている安愚楽牧場の破産管財人による説明会で、会社に残っている資産の状況が明らかになるという見通しを示したほか、安愚楽牧場側の刑事責任を問えるかどうか警察と相談していることを説明しました。
出席した60代の男性は「一刻も早く会社の経営の実態を明らかにするとともに、少しでも出資金を取り戻してほしい」と話していました。

2012/03/28

安愚楽牧場:旧経営陣を刑事告訴へ 被害対策弁護団

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120326k0000m040030000c.html
安愚楽牧場:旧経営陣を刑事告訴へ 被害対策弁護団
毎日新聞 2012年3月25日 19時49分(最終更新 3月26日 6時49分)

「和牛オーナー」制度で出資会員を集め、経営破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)について、全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)は25日、千葉、埼玉、栃木、愛知の4県警に当時の経営陣を詐欺容疑などで刑事告訴する準備を進めている、と発表した。東京都千代田区で開いた被害者への説明会で明らかにした。

今年2月には、大阪府内の出資者が府警に告発状を提出しており、全国の被害対策弁護団が連携し、刑事・民事両面から旧経営陣の責任を追及する方針。警視庁にも被害を相談しているという。

安愚楽牧場は昨年8月、東京地裁に民事再生法の適用を申し立て、同12月に破産手続きに移行。破綻時には約7万3000人の会員が同社に約4300億円を出資していたとみられる。【浅野翔太郎】

安愚楽牧場の告発を検討 出資者の弁護団

http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/120325/cpb1203251822005-n1.htm
安愚楽牧場の告発を検討 出資者の弁護団
2012.3.25 18:21

和牛オーナー制度が行き詰まり、破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)について、東海地方(愛知、岐阜、三重)と栃木、埼玉、千葉各県の出資者の弁護団は25日、詐欺罪で告訴・告発することを検討している、と発表した。

全国安愚楽牧場被害対策弁護団(団長・紀藤正樹弁護士)が東京都内で開いた出資者向けの説明会で、各地の弁護団が明らかにした。この日の説明会には約千人が参加。紀藤弁護士は「役員の個人責任は追及するが、それだけでは回収できない。消費者庁を含め、国の責任を明らかにしていく」と述べた。

また、出資者に「債権を買い取る」「取り返す」とかたって別の金融商品購入などを勧める詐欺的な「二次被害」が広がっているとして、注意を呼び掛けた。

安愚楽牧場をめぐっては、大阪府の出資者が2月、府警に告発状を郵送している。

安愚楽牧場 弁護団が説明会へ

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120323/k10013917971000.html
安愚楽牧場 弁護団が説明会へ
3月23日 14時5分

いわゆる「和牛オーナー制度」で急成長した畜産会社「安愚楽牧場」について、被害対策弁護団は、25日、弁護団に依頼している債権者を対象に説明会を開くことになり、破産の手続きが進む会社の現状や出資金が返済されるかどうかのめどなどについて説明することにしています。
栃木県那須塩原市に本社があった「安愚楽牧場」は、繁殖用の牛への投資を募ったうえで、生まれた子牛を買い取って配当する「和牛オーナー制度」で成長を続け、会員は7万人を超えました。
しかし、経営が悪化したため、民事再生法による会社の再建を目指して各地で説明会を開くなどしたものの、東京地方裁判所は、去年12月、破産の手続きを開始する決定をしています。
安愚楽牧場の破産管財人は、5月30日に1回目の説明会を開く予定にしていますが、これを前に東京の弁護士で作る全国安愚楽牧場被害対策弁護団では、25日、弁護団に依頼している債権者を対象に千代田区の日比谷公会堂で説明会を開くことになりました。
説明会では、破産の手続きが進む会社の現状や出資金が返済されるかどうかのめどなどについて説明することにしています。
弁護団によりますと、当日は数千人が参加する見込みだということです。
http://www.shinmai.co.jp/news/20120319/KT120316FTI090016000.html
安愚楽牧場債権者にも「2次詐欺」か 全国で相談、県内警戒 
03月19日(月)

和牛オーナー制度で黒毛和牛の生産を全国展開したものの運営が行き詰まった畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県、破産手続き中)の債権者に債権買い取りなどを持ち掛け、現金を振り込ませようとする「2次詐欺」とみられる相談が全国で出始めていることが、国民生活センター(東京)や全国被害対策弁護団(同)への信濃毎日新聞の取材で18日分かった。債権者は長野県内にも700人以上いるとみられており、県消費生活室は被害拡大を警戒している。

昨年10月以降、同センターに寄せられた「2次詐欺」とみられる相談は10件ほど。同弁護団にも同様の相談が複数寄せられている。債権者に直接電話がかかっている例が複数あることから、同センターは出資者のリストのようなものが出回っている可能性があるとみている。長野県内の債権者からの相談は、今のところないという。

同センターによると、昨年10月、岐阜県の50代の債権者男性は自宅に電話があり、「債権を買って(同社の)土地を手に入れ、そこにソーラーパネルの巨大発電システム建設を計画している業者がある。費用を負担するので業者に出資してほしい。そうすれば、債権を4割の金額で買い取る」などと言われた。不審に思った男性が同センターに問い合わせ、被害はなかった。

一方、同弁護団によると、昨年8月に開いた債権者集会で、開場前に債権者らに声を掛け「何十万円か支払えばこちらで回収できる」などと勧誘する者がいたという。同弁護団事務局長の中川素充弁護士(同)は「たやすく回収できるような甘い話はない」としている。

県内の同牧場の出資者は、東京商工リサーチの調査によると784人、出資合計金額は44億円余とみられる。

県内では昨年秋以降、エビ養殖事業への投資名目で、全国の出資者から計約850億円を集めたとされる投資会社「ワールドオーシャンファーム」(東京、破産手続き中)の巨額詐欺事件に絡み、「出資金を返す」などと持ち掛け、手数料などを要求する不審電話も相次いでいる。実際に現金をだまし取られた被害者もおり、県警が詐欺などの疑いで捜査している。

レストラン安愚楽北霧島/破産で負債6億3000万円

http://ryutsuu.biz/strategy/e031305.html
レストラン安愚楽北霧島/破産で負債6億3000万円
2012年03月13日

東京商工リサーチの調べによると、レストラン安愚楽北霧島は1月17日、東京地裁に破産を申請し、2月15日に破産手続開始決定を受けたことが分かった。
親会社の安愚楽牧場の経営破綻に伴う連鎖倒産で、負債総額は約6億3000万円。
安愚楽牧場と三ヶ尻社長の出資により設立。宮崎県小林市や安愚楽牧場などが出資する第3セター、北きりしまリゾートが運営する観光牧場「コスモス牧場」内で、焼肉レストランを運営、相応の営業基盤を築いていたが、資金面は全面的に親会社の安愚楽牧場に依存していた。
2011年8月9日、安愚楽牧場が民事再生法の適用を申請(のちに破産に移行)したため、今後の資金繰りの目処がつかなくなり連鎖的に行き詰まった。

2012/03/08

直営牧場 元社員が買収 安愚楽破綻 「津別ファーム」再出発

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/355459.html
直営牧場 元社員が買収 安愚楽破綻 「津別ファーム」再出発
(03/06 11:35)

【津別】経営破綻した安愚楽牧場(栃木県)の元従業員が直営牧場だった津別牧場(オホーツク管内津別町)を買収し、「津別ファーム」として営業を始めた。安愚楽は道内8カ所を含む全国40カ所で直営牧場を持っていたが、津別ファームは「他の法人に買収されるケースが大半で、従業員による独立は初めてではないか」と話している。

津別ファームの上野信之社長は安愚楽牧場北海道支店の元支店長代理で、津別牧場に駐在していた。昨年12月に安愚楽を退職。同月、津別牧場を買収して津別ファームを設立し、今年1月から営業を始めた。資本金は900万円。約30人いた従業員のうち、20人を継続雇用している。買収額は公表していない。<北海道新聞3月6日朝刊掲載>