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安愚楽牧場破綻:県内出資者5人、詐欺容疑で社長らを告訴 /千葉
毎日新聞 2012年07月31日 地方版
「和牛オーナー制度」で出資者を集めて経営破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)を巡る問題で、県内の出資者5人が30日、同社の三ケ尻久美子社長と元役員の計2人を詐欺容疑で県警に告訴した。県被害対策弁護団が同日の記者会見で明らかにした。
同制度は、繁殖用の雌牛のオーナーを募集して出資してもらい、生まれた子牛を安愚楽牧場側が買い取る制度。告訴状によると、同社は昨年4月ごろ経営が行き詰まり、新たな和牛オーナーを募っても約束した利益金の支払いや、牛を買い戻すことなどができない状態だったにもかかわらず、昨年7月に県内の出資者5人とオーナー契約を締結し、出資金をだまし取ったとしている。告訴した5人の被害総額は計1050万円に上るという。
同社は昨年8月に民事再生手続き開始の申し立てを行い、同12月には破産手続きに移行した。同弁護団などによると、オーナー契約者は全国で約7万3000人いるとみられる。大阪や栃木など他の府県でも出資者が社長らを各地の警察に告訴している。【松崎真理】
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