2012/08/08

「詐欺罪明白」弁護団が安愚楽牧場の経営者ら告訴

http://sankei.jp.msn.com/region/news/120730/chb12073022530014-n1.htm
「詐欺罪明白」弁護団が安愚楽牧場の経営者ら告訴
2012.7.30 22:51

 和牛オーナー制度が行き詰まり、経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県)をめぐり、千葉安愚楽牧場被害対策弁護団は30日、同牧場の経営者ら2人に対する詐欺罪の告訴状を、千葉県警捜査2課に提出した。同社経営者らに対する告訴状の提出は大阪、栃木などに続き全国で4番目。
 告訴状などによると、同牧場は昨年4月ころには経営状態が悪化。出資者に利益金の支払いなどができない状態だったにもかかわらず、和牛を所有するだけの資金があると誤信させて勧誘を続けて同7月に県内の出資者5人と契約し、計1050万円をだましとったなどとしている。
 同弁護団によると、同牧場と和牛のオーナー契約を結んでいるのは全国で約7万3千人に上る。同弁護団には県内の在住者を中心に、約140人が被害を訴えているという。
 同弁護団は「誰の目に見ても経営破綻が明らかという時期に、出資者と契約を結んでおり、詐欺罪に当たることは明白」としている。

安愚楽牧場社長らを告訴 1050万円詐取容疑で 千葉被害対策弁護団

http://www.chibanippo.co.jp/c/news/national/93354
安愚楽牧場社長らを告訴 1050万円詐取容疑で 千葉被害対策弁護団
2012年07月31日 10:36

 和牛オーナー制度が行き詰まり、経営破綻した畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町)をめぐり、千葉安愚楽牧場被害対策弁護団(拝師徳彦弁護団長)は30日、同社の三ケ尻久美子社長と増渕進専務執行役員に対する詐欺容疑の告訴状を県警捜査2課に提出した。被害額は計1050万円。同課は「内容を精査した上、個々に判断していく」としている。同社への刑事告訴は大阪府などに続いて全国で4例目。
 告訴したのは県内在住の出資者5人。同弁護団には、昨年8月の発足後、143人から計約14億円の被害が届けられている。同弁護団は確実に立件できるよう配当金の遅配が始まりだした時期に契約した5人を告訴人とした。

安愚楽牧場破綻:県内出資者5人、詐欺容疑で社長らを告訴 /千葉

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20120731ddlk12020250000c.html
安愚楽牧場破綻:県内出資者5人、詐欺容疑で社長らを告訴 /千葉
毎日新聞 2012年07月31日 地方版

 「和牛オーナー制度」で出資者を集めて経営破綻した畜産会社「安愚楽(あぐら)牧場」(栃木県)を巡る問題で、県内の出資者5人が30日、同社の三ケ尻久美子社長と元役員の計2人を詐欺容疑で県警に告訴した。県被害対策弁護団が同日の記者会見で明らかにした。
 同制度は、繁殖用の雌牛のオーナーを募集して出資してもらい、生まれた子牛を安愚楽牧場側が買い取る制度。告訴状によると、同社は昨年4月ごろ経営が行き詰まり、新たな和牛オーナーを募っても約束した利益金の支払いや、牛を買い戻すことなどができない状態だったにもかかわらず、昨年7月に県内の出資者5人とオーナー契約を締結し、出資金をだまし取ったとしている。告訴した5人の被害総額は計1050万円に上るという。
 同社は昨年8月に民事再生手続き開始の申し立てを行い、同12月には破産手続きに移行した。同弁護団などによると、オーナー契約者は全国で約7万3000人いるとみられる。大阪や栃木など他の府県でも出資者が社長らを各地の警察に告訴している。【松崎真理】